2010年5月30日日曜日

キウイの受粉

キウイの苗木を植えて3年目になります。

昨年ようやく棚を作り、この冬は初めての剪定をしました。

好き勝手に延ばしていた枝を、勇気をもってばさばさと切り落とし、切り過ぎたかと心配でしたが、この季節になると葉も茂り、つぼみもたくさん着きました。

種類はレインボー、ゴールデン、香緑の3品種です。

2週間ほど前にレインボーの花が咲き始めました。

朝の出勤前に受粉をしましたが、それができたのは3日ほどで、後は時間がとれなかったり、雨が降ったりでなにもできませんでした。

レインボーの雌花


キウイ棚


天候が不順な毎日が続き、その間にゴールデンの花が咲きましたが、雨にぬれた花を見ながらなかなか受粉ができません。

2週間でレインボーはもうしっかりと実がついています。



香緑はようやくひとつふたつ花が咲きはじめました。
明日の朝は忘れずに受粉しましょう。


キウイ棚の下はムシトリナデシコが咲きはじめました。









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2010年5月19日水曜日

手揉み茶に挑戦

三年前、小さなお茶の苗木を300本植えました。
三年の間に、草刈機でなぎ倒してしまったり、土地に合わないのか枯れてしまったりで、今は約200本のお茶の木が残っています。



何ゆえお茶の木を…?  もちろん、『無農薬の手揉み茶を作りたいー!』です。
『今年こそ!』の、望みが叶い、まずは茶摘みからスタートです。

お茶の木はまだ6、70センチほどにしか育ってはないのですが、なにしろ200本ですから…なんとかなるでしょう! スタートは軽いノリです。

先端の新芽を2枚と次の1枚。黄緑の柔らかな新芽は輝いています。
ふわふわのちっぽけな芽は、摘んでも摘んでもなかなかたまりません。
ただひたすら摘みました。

午前と午後をかけて、200本のお茶の木を一巡しました。
茶葉は3キロ程になりました。

お茶摘みだけでかなりのエネルギーを使いましたが、それは単なる準備段階です。

インターネットで検索したページを開いて、これからが本番です。

教えどおり100グラムの茶葉を洗い、蒸し器で蒸します。
冷ました茶葉を揉み始めます。

フライパンにサラシをかけての挑戦となりました。
最初は茶葉の乾燥からです。
大きく上下に振って茶葉をかわかします。


だんだんと乾いてきたら、揉みに入ります。
茶葉を強く揉んだ後、『揉みきり』という作業に入ります。
手のひらに粘りを感じながら揉み続けます。
茶葉に傷をつけるため、揉んではほぐしの繰り返しです。
これが延々と続くのです。
いつまでも湿っていて、なかなかほぐれていきません。
いつまで続くのか見通しもつかぬままフライパンからの熱気で汗が流れ出ます。




『でんぐり』『こくり』と順次作業があるのですが、曖昧な作業の繰返し。
インターネットでは針のような形状になっているので、細く細くと念じているうちに、茶葉は砕けて粉茶になりそうです。


そうこうして初めての手揉み茶ができあがりました。




時間は2時間近くかかりました。  貴重な新茶は30グラムです。
次は夫が一度に200グラムの茶葉で作りましたが、やはり2時間かかりました。
3キロの茶葉は時間の経過とともに、変色し劣化していきます。
結局多くの茶葉は冷蔵庫の中で新茶になることができませんでした。
合計で400グラムの茶葉を使い、120グラムの新茶の完成です。


今回わかったことは茶葉は必要量を摘んでからすること。
そうすれば無駄な茶葉を出すこともなく、毎回新鮮な茶葉が使えるわけです。
そして、手揉み茶の作業にかかる労力は根気と忍耐あるのみ。
…ほとほと疲れました。


ところが、できあがった新茶は思いのほかおいしく、爽やかな山の緑の味がします。
茶揉みの作業に『うんざり』の気持ちも飛んでいくようです。
素人でもこのくらいの味にはなるんだ…と、妙に納得したりして。



時間をかけた価値は十分にあったようです。
40日後の二番茶もしてみようかと、つい思ってしまったほど…。
















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2010年5月8日土曜日

トウモロコシとネギの定植


日の出の時間がずいぶん早くなりました。今は4時半頃でしょうか。

出勤前の2時間ほどが貴重な畑仕事の時間となります。
寒くもなく、きさわやかな朝です。


今朝はトウモロコシとネギ苗の定植をしました。

発芽率が30パーセント以下だったトウモロコシ、『未来』。
トウモロコシを植える予定で開けたマルチの穴も大幅に余ってしまいました。余った穴にはトウモロコシの種を直播きにしてみました。
この暖かさなら発芽するだろうと期待を込めて…。

ネギ苗は昨年の10月の中旬に種を蒔いて育てた、『一本ネギ』と『下仁田ネギ』です。
今年はしっかりとした苗が育ちました。


ネギとトウモロコシの定植

亡くなった母は一年中絶やす事なくネギを作っていました。
ネギはいつでも簡単に栽培できるものと思っていましたが、いざ自分たちで育ててみると、これがなかなかうまくいかないのです。
うまく苗ができても、定植してからの育ちが悪い。
アブラムシが大量について、水で洗い流すこともありました。


母のネギは、横着をしてスコップを使わずに引き抜こうとしても、なかなか抜けない。
力まかせに引っぱるとパツンと切れてしまいます。
ふさふさの長い立派な根がつき、この根をてんぷらにして食べる事もできました。
私たちの育てたネギは、引っぱればすっと抜けるような、情けなく短い根です。
東京の友人から、群馬の下仁田ネギが欲しいと言われても、恥ずかしくて送ることができないほどでした。


今年はなんとか挽回したいと思います。
肥料のあげ過ぎには注意、注意です。


春菊も花が咲いています。白くひろがっているのはカモミール。



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2010年5月7日金曜日

緑あふれる季節


若葉が急にあふれだす新緑の頃です。
庭の木立の下草もいっせいに伸び始めました。

チゴユリ(稚児百合)が群生しています。
やわらかな緑の葉陰から、うつむいて白い小さな花がつきます。
吹く風にちいさな花を揺らせるようすは、名前にぴったりの風情です。






こちらはキバナホウチャクソウ(黄花宝鐸草)です。
背筋をすっとのばしているのに、その花は下を向いて謙虚な姿でたたずんでいます。







アマドコロ




シャガ(著莪)も咲き始めました。半日陰の木立の下で蝶が舞っているようです。

あまり手入れされていない雑木の下で、毎年芽を出し花を咲かせる、けなげなで清楚な草花が大好きです。




洗面所の鏡をスライドさせると、裏庭の新緑が眩しく輝いています。













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2010年5月5日水曜日

ふたたび、苗づくりから

好天に恵まれたゴールデンウィークは、連日の畑仕事ととなりました。
平日は会社で働く身には、貴重な時間です。
夫は朝の6時には畑に出て、もくもくと働いています。
朝の清々しい空気と、鳥たちのさえずりを聞きながらの作業は、自然に育まれての幸せを実感できる時です。

今年は寒さのせいで作物の育ちが悪く、そのうえアブラムシや病気の被害が出てしまいました。

今ひとつ育ちが悪いエンドウ豆

夏野菜の苗作りも発芽率が悪く、壊滅的でした。
再びホームセンターに出かけ、種一式揃えて、仕切り直しです。

トマト苗は今年も調理用のイタリアントマトに力を入れています。特に作りたかったのは噂のシシリアンルージュです。
今年は12品種、ブラックトマトやグリーンのトマトの種までそろえました。

ルンゴ、ロッソロッソ、シシリアンルージュなどは苗で揃えました。



さっそく種まきです。
トマト、ナス、ズッキーニ、ししとう、とうがらし、キュウリ…など
うまく発芽しますように…






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