2010年3月11日木曜日

手前味噌づくり


恒例の味噌作りです。

6、7年前から味噌づくりを始めました。
例年ですと2月下旬の寒さの厳しい時期に味噌の仕込みをします。
今年は時間の都合がつかずに3月になってしまいました。
春めいてきて不安な気持ちでしたが、ここ数日また寒くなり、これがラストチャンスです。

前の晩から浸しておいた大豆を薪ストーブで煮ます。
大豆を煮るのは大きなボール二つです。
このボールは母がうどんをこねたり、茹でたりするのに使っていたもので、農家の台所では何かと出番の多い道具です。
以前ガスコンロで豆を煮ているころは、コンロにのる大鍋には限りがあり、何度も豆の入れ替えをしていました。
薪ストーブとこのボールがあれば、時々水を足すだけで、ことこと…ことこと煮えていきます。

時々味見をしながら…大豆は茹でただけでもかなり美味しい…親指と小指で豆をはさんで柔らかくつぶれるくらいが理想です。
煮上がった大豆はザルにあげて水切りをします…またまたこの煮汁が大豆の甘みを含んでいて美味しい!



豆が温かいうちにつぶします。
フードプロセッサーでつぶした事もありましたが、今は厚手の大きなビニール袋に入れて、ビンや麺棒で押しつぶしています。
一気に潰すのは体力と根気も必要です。この仕事から夫が手伝いに入ってくれます。
ところどころに粒が残るのも、素人の手作り感があっていいと思っているので適当なところで終了。

前もって塩と米麹を混ぜておいたものと、つぶした大豆をたらいの中で混ぜ合わせます。
混ざったらおにぎりのように丸めます。


樽におにぎりを投げ入れ、空気を抜きながら積み重ねていきます。
塩をふり、ラップをかけ、その上から塩入りの小袋を並べて重しとします。


蓋をして終了。
樽を黒いビニール袋に入れ、納屋に運びました。

5キロの大豆で二樽の味噌を仕込みました。味噌のでき上がりは一樽9キロほどになります。


一年間、天地返しなどすることもなくそのままですが、一年たつと美味しいお味噌になっています。
今まで、かびたり失敗したことがないですから、一年に一度のちょっとした頑張りで、一年中美味しいマイ味噌が食べられるのは嬉しい事です。

そしてなによりも嬉しい事は、この畑で無農薬で栽培した大豆が味噌づくりに使われた事です。
きっと今まで以上に美味しいお味噌になると思います。
ますます手前味噌になりますね。







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