2012年11月23日金曜日

里芋掘り


2番手のミズナ、ミブナ、カブ、ターサイ、チンゲンサイが穫れるようになりました。
キャベツも大きく育ち、ホウレンソウも順調です


急に気温が下がり、このところ霜の降りる朝が続いています。
サトイモの葉が霜で傷んできました。
トマト、パプリカ、満願寺唐辛子もたくさんの実をつけたままですが、潔く撤去する以外ないですね。
長い間、ありがとう…。



見た目はちょっと…ですが、まだまだトマトは食べられます



赤や黄色になれないパプリカですが、それぞれに甘みや酸味があり
美味しいですよ


エンドウの種を3サク蒔きをしました。
種を蒔いた上にはサツマイモのツルをのせました。
北海道の農法だそうです。
ブログで知った方から教えていただきました。
寒風と雪からエンドウを守る、理にかなった方法だと思います。



サツマイモを掘り終え、玉ネギの定植もでき、エンドウの種まきもしました。
気になっていた仕事がすみ、気持ちも小春日和…ほっとした気分でした。


ところがその後、ぐんと気温がさがってしまい、そうなると急いでしなくてはならない仕事がまだまだありました。
サトイモ掘りと、ほとんどそのままの落花生、キウイもまだ半分も収穫してないのです。

サトイモ掘りも体力、収穫時期を逸してしまった落花生は根気でしょうかね…ふぅ。

2日ほど太田事務所に出かけずにサトイモ掘りをしました。
今年は猛暑と水不足のためにサトイモの生長がとても悪く、葉の大きさも背丈もいつもの半分ほどのように感じます。
サトイモの株も大きくならず、芋も小さめ。
そのため昨年より簡単に掘りおこすことができます。

タケノコ芋もいつもより小さい株なのですが、いいかげんに掘ると長い芋が簡単に折れてしまいます。
これまでは長くてもそれなりの太さがあったので、こんなに簡単に折れてしまう事はなかったと思うのですが…

掘りあげた株を崩し、芋の根を取って整理するのがまた一苦労です。
株を掘り起こしている時は体を使っているので汗ばむくらいですが、サトイモの始末をしているとだんだんと背中や腰が冷えてきます。

この季節は、静かな日が一日続くことが少ないようです。
温かい石垣を背に、日だまりの中でサトイモの始末していたのですが、午後から北風が吹きはじめ、枯れ葉を巻き上げながら頭の上を駆け抜けていきます。

この辺でやめたほうがいい…と何となく自分の体力がわかります。
こうして3時間ほどでサトイモ掘りは終了です。

こんな仕事を2日しましたが、全体の5分の1も終わったでしょうか。


一輪車の中はまだ始末をしてないタケノコ芋です
タケノコ芋の子芋は細かくてめんどうですが、蒸して胡麻味噌などで
食べると素朴なおいしさです。




…で、今日は勤労感謝の日です。
いつもお仕事ご苦労さまの夫ですが、今日はサトイモ掘りのお仕事をしなくてはなりません。

タケノコ芋は地面から上に出ている部分が多いので、霜が降りると一番心配な品種です。
夫と共にすべてのタケノコ芋を収穫しました。

普通のサトイモは3サク作ったのですが、そのうちの5分の1ほどを残してすべてを収穫しました。
この残した5分の1のサトイモはこの上に土をかけ、ブルーシートで覆い、さらに土をかけておくと、春になるまでいつでも掘り出すことができます。




サトイモ収穫作業中


この後、来年のサトイモ種の保存のために、室も作りました。
サトイモ、タケノコ芋、八頭を保存しました。
本格的な寒さが来る前にここまでの仕事をしておけば安心です。


室の中は来年用の種芋です
この上から藁と土をかけて雨水が入らないようにトタンをのせました。










↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

ランキングはこちらをクリック!

2012年11月10日土曜日

晩秋の畑


秋も深くなってきました。
今年も野紺菊が咲いています。
ブルーベリーの葉も色づきはじめました。
オレンジがかった野バラの実もこれからもっと深い赤になっていきます。



今週の畑仕事です。

サツマイモ堀り、後半。

芋づる式と言われるような収穫ではありませんでした。
引き上げたつるについてくるのは1本か2本、つるの根元で切れてしまうものも多いのです。
サツマイモ堀りは軍手(中にもう一枚、布手袋をして)をはめて掘り出します。
しっかりと土にはまっているサツマイモの周りを指で搔き出していると、指が痛くなってきます。
私の指が年々太く節くれ立っていく理由です。
働けど働けど…じっと手を見る…涙。


芋掘り後半
左から紅乙女、紅はるか、安納、パープルスイートロード

今年の安納芋はいつもと形が違います。
コロコロしたものが少なく、すらりとした紡錘形が多いのです。
毎年サツマイモの苗は鹿児島から取り寄せているのですが、今年は注文が遅すぎていくつかの品種が欠番となってしまいました。
安納芋も欠番のひとつだったので、本当にがっかりしていました。
ところが近くのホームセンターで売れ残りの安納芋の苗一束を見つけました。
嬉しくて嬉しくて…

それがこの芋です。
これ本当に安納芋?
1週間ほどたったら味見をしてみましょう。



二番手のカブの間引きをしました。
間引き菜がたくさん採れました。
じっと小さく固まってする間引きは、私の一番苦手な仕事です。
いつも思うことは種まきはもっと薄く…なんですが。


間引き前のカブの畝

柔らかそうなカブの間引き菜



玉ねぎ苗の定植。

毎年のことですが、種を蒔いて育てる玉ねぎ苗のできが悪いのです。
それでも頑張って、小さな苗まで定植するのですが、収穫期の玉ねぎが小さい。
ペコロス(小玉ねぎ)と思うほどの小ささです。

さらに、今年の苗は例年以上に育ちが悪い。
そこで今年は、300本ほどの苗をJAで買いました。
早生種とレッドオニオンも合わせると、700本の玉ねぎの苗を植えることになりました。


およそ700本の玉ねぎ苗を植えました


植えっぱなしだったイチゴが混んできました。
ランナーもあちこちに伸びているので、黒マルチを張ってランナーを定植しました。
マルチを東西に広げたのですが、ランナーが多すぎて植えきることができませんでした。

来春はたくさんのイチゴが採れそうです。


マルチを広げて、40株ほど定植しました


大根の間引き菜

油で炒り付けて酒と醤油で味付け
間引き菜の定番料理







↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

ランキングはこちらをクリック!

2012年11月4日日曜日

サツマイモを掘ってみよう

11月3日、久しぶりに一日畑で過ごしました…夫は祝日だというのに会社です。
まず体力のある午前中に、サツマイモ堀りをしました。

先日掘ったベニキララの収穫量が少ないと思っていましたので、他のサツマイモはどうでしょう…ちょっと不安な気持ちの芋掘りです。

今年は安納芋、紅乙女、紅はるか、パープルスイートロード、ベルベット、そして紅キララの6品種を作りました。
本当はクイックスイートと紅まさりも作る予定でしたが、サツマイモ苗の注文が遅すぎて、人気品種は品切れになっていました。

でも6品種は、紫、オレンジ、黄色に、ベルベットのちょっと不思議な色もあるので、おもしろい干し芋はできそうです。


昨年の干し芋いろいろです


この夏、草取りをしなかったサツマイモ畑は、枯れた雑草と蔓が絡みついています。
一方の蔓を持ち上げると、四方八方に広がった蔓が引き戻すといった綱引きのような力比べです。

1品種を15株も掘っていると、腰が痛くなってきます。
気分を変えて次のサクの別の品種を掘り出します。

12時を知らせるサイレンが響く頃、体力も限界となり終了。
見渡せば、それぞれ半分くらいは収穫できたようです。





今年は不作と思っていましたが、まあまあに修正です。
安納芋はいつもげんこつくらいのコロコロなお芋なのに、今年は巨大化したものがめだちました。


重さ1.5キロの安納芋


一番収穫量の少なかったのはベルベットのようです。
ベルベットは亀裂の入ってしまったものが多く、もっと早い時期に収穫するのがよいこともわかりました。


亀裂の入ったベルベットを切ってみました


サツマイモ堀りはあと半分ほど残っています。
亀裂の入ったベルベットだけはすべて掘りあげたので、後は時間をみながらぼちぼち掘っていきましょう。
この季節、日中は畑仕事をするのにちょうど良いようですから。



その夜、ベニキララの味見をしてみました。
このところ夜になると冷えてくるので、数日間から薪ストーブを焚いています。

アルミ箔にくるんでストーブにのせて、じっくりと焼き芋です。





滑らかなところとほっくりしたところがあり、食感はよいと思います。
味も今年はとても甘く感じられました。

焼き芋の美味しい季節ですね。



↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

ランキングはこちらをクリック!

2012年11月1日木曜日

冬間近


夏のなごり…ひびの入ったトマト、時々穫れるイチジク
まだまだ美味しく食べられます…

初霜、初冠雪、初氷。
日本各地から、冬を告げる便りが届いています。


例年、霜が降り始めた頃にあわてて収穫しているサツマイモ。
毎年いろいろな品種を作っていますが、種類によっては大きくひびが入ってしまう芋もあって、同時期に植えても収穫時期はそれぞれに違う事にようやく気づきました。

先日いつもひびがたくさん入る『ベニキララ』の試し掘りをしました。
まだヒビは見られずよかったのですが、20本も苗を植えたのに、いくつも芋が着いていません。
今年のできはよくないようです。

とにかく、植える事、種を蒔く事が大切で…これをしなければスタートできない訳ですから…その後の手入れに関しては、時間があったら、になります。

植えてしまえばこっちのもの!…かなりいいかげんなところでもあります。
ですから植えっぱなし、蒔きっぱなしのことも多いのです。
そうして手をかけない分、小さかったり、いびつだったりとそれなりの生長となります。
ただ畑が広く広範囲に作っていることで、ほとんど発芽しなかったニンジンでも何本かは発芽していて、結果としてニンジンの収穫ができるわけです。

『下手な鉄砲も数打ちゃ当たる!』の法則でしょうか。
ですから今年のサツマイモはできがよくなくても、すべてをかき集めればある程度の収穫量となるわけです。

蒔きっぱなしといえば、大根類もそうです。
一本採りするために4〜5個の種を蒔き、ふた葉の頃と、本葉がそろう頃に2回の間引きをすることになっています。
今回の間引きは一度だけ、それもかなり葉が生長してからの間引きになりました。
もう根の部分は10センチ15センチと伸びていて葉もかなりゴワゴワです。
本来なら間引き菜は柔らかく、調理もさっと茹でるだけなのに、ゴワゴワ大根葉は茹でてから油で炒めて味付けをするか、漬け物にするか…もちろんそれも美味しいのですが、柔らかいころの間引き菜にすれば皆に喜ばれただろうと思います。

大根葉がたくさん



サイシン(菜心)が収穫できるようになりました。
アブラナ科の野菜で、黄色い菜の花の付いた柔らかな茎をぽきっと折って収穫します。
昨年まではオータムポエムを作っていたのですが、柔らかで太い茎は同じでも、食べ比べるとオータムポエムのほうが甘みがあって美味しいように思いました。
来年はやっぱりオータムポエムに。

サイシン(菜心)



9月になってから種を蒔いたモロッコインゲンが穫れています。
4月に種を蒔き、夏穫りのためにもモロッコインゲンを作ったのですが、この夏のあまりの暑さと乾燥で、ほとんどがサヤにはなりませんでした。
秋のインゲンは、落ち着いてゆっくりと生長しているのでサヤも伸びやかです。
といっても、冷たい北風が吹くと、途端にだめになってしまうので、穏やかな日が長く続くことを祈っています。

トマトの棚にモロッコインゲン




まだまだどっさり穫れるものがあります。
満願寺とうがらしです。
真夏の乾燥時期には、すべての満願寺とうがらしが辛〜くなってしまいましたが、秋になるとともに満願寺甘とうがらしに戻りました。

 
15センチほどの満願寺とうがらしがたわわになっています。




二番手のミズナ、ミブナ、カブ、チンゲンサイ、ターサイも育っています
…もう間引きの時です




↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

ランキングはこちらをクリック!

2012年10月24日水曜日

柴漬け


毎日収穫できる美味しい秋なすを使って、柴漬けを作ってみました。
用意する野菜は、なす、きゅうり、みょうが、生姜、しそです。
きゅうり以外はすべて自家栽培です。


つやつや秋なす

掘りたて生姜

ざっと洗ったみょうが…このザルに3枚ありました。

みょうがはこの夏の異常な暑さと乾燥で、あちこちからが頭をだす7月になっても、なかなかその姿を現しませんでした。
茂みの中を探せばいくらかはあることはわかっていたのですが、探す勇気と…茂みの中には何かいそうで…情熱もなく、夏みょうがはせいぜい薬味に使う程度し穫りませんでした。

ところが10月に入って、夫が、200メートルほど離れた屋敷からどっさりとみょうがを穫ってきました。
たまにしか行かない場所なのでみょうがが出ている事に気がつかなかったのです。

秋みょうがは夏のものに比べるとかなり大きく充実感があります。
ところが今回のみょうがはどれも花が咲き終わって、大きいけれど、ぶかぶかの状態になっていました。  もっと早くに穫っていれば…
ぶかぶかみょうがは商品としての価値はないのですが、ていねいにゴミを取って何度も洗い、使うことにしました。

今年はきゅうりのできが悪く、早々と畑から撤去してしまったので、きゅうりはお店から調達。
梅干し作りでできた梅酢を使うと、わりと簡単に柴漬けができます。
…と言っても、初めての柴漬け作りには『白ごはん.com』に習いました。



刻んだ野菜には2パーセントの塩が基本です

塩をした野菜は半日くらいで水が上がってきます。
よくしぼって水切りしたら、梅酢とみりんのつけ汁で押しておくだけです。


でき上がった柴漬けは、ほどよい塩分であっさりと仕上がりました。


野菜の水分をしっかりしぼるので、でき上がりはかなり少なくなります。
3回作ってみましたが、野菜は1キロ以上で漬けないと、満足できる量の漬け上がりにならないようです。

きゅうりのパリパリ感も捨てがたいのですが、まだたくさんあるみょうがと日々穫れるなすに生姜、しそ…我が家の野菜だけで、もう一度柴漬けを作ってみようと思っています。


みょうがを買って食べていたころのみょうがの食べ方は、薬味か甘酢漬けくらいでした。
みょうががうんざりするほど穫れるこの家では、義母がよく、胡麻和えや天ぷらにしていました。
それと刻んだみょうがに削り節と味噌を合わせて、温かいご飯にのせて食べるのも素朴な美味しさでしたね。
でも使うみょうがはほんの一部にすぎません。
いかにみょうがを消費するか…

ある時、親戚の叔母さんから、みょうがと舞茸の煮ものを教えてもらいました。
みょうがと舞茸を油で炒めてから甘辛く煮ます。
それぞれのうま味が出ていて、この煮ものはこの季節にいく度も食卓にのぼる定番料理になっています。


みょうがと舞茸の煮もの…舞茸が少なかったので椎茸も入ってます








↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

ランキングはこちらをクリック!

2012年10月17日水曜日

10月の畑


ターサイ、ミブナ、ミズナ、ミニチンゲンサイ

10月も半ばとなり、まだ夏日の日もありますが、朝晩はすっかり涼やかな秋の空気になりました
どこからか漂う金木犀の香りに、今年もこの季節がめぐってきたことを、懐かしいような淋しいような…秋の心持ちです。

会社、畑、私事…いろいろと忙しい時を過ごしました…更新できなかった事の言い訳です…ハイ。

忙しかった畑仕事…冬野菜の苗の植え付けや、種まきもようやくひと段落です。

夏の間に、驚異的に繁った雑草の刈り取りは、とうとう諦めました。

草刈りは丸ごとそっくり植木屋さんにしてもらいました。
手際のよい植木屋さんでも、二人がかりで数日かかりましたから、これを私たちでしようなんてとうてい無理な話です。


草刈り前…9月下旬

きれいさっぱり


畑仕事の手が空いて、早起き夫の、朝のウオーキングが復活しました。
我が家の周りは適度な起伏があり、朝の空気の中、赤城山を眺めながら気持ちのいいウオーキングを楽しんでいます。

朝のウオーキングで夫はリフレッシュして会社に出かけますが、たま〜に一緒に歩く宵っ張りの私は、朝から疲れを引きずるようです…
歩幅の狭い私は…脚が短いので…夫の後を懸命に追うだけで、朝のさわやかな風景を楽しむ余裕もありません。
時々立ち止まって待ってくれる夫に、ついて行くのがやっとなのです…トホ


キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの定植や冬野菜の種まきで、寒冷紗のトンネルは15本になりました。
柔らかな芽や葉は、蝶が卵を産みつけたり、バッタやコオロギに食べられたりで、寒冷紗なしではまともな野菜は収穫できません。






ひと月前に種まきをしたミズナ、ミブナ、チンゲンサイなどは収穫の時期を迎えています。
ミズナはザクザク刻んでサラダで、ミブナは豚バラとの煮浸し、チンゲンサイのクリーム煮、どれもまだ柔らかく癖がないので、どんな料理でも大丈夫です。
コカブ2種も2センチほどにふくらんできています。
もうそろそろですね、柔らかな葉もおいしく食べられます。


ミズナ


ミニチンゲンサイ


これらの野菜は時期をずらせて、2番手を10月初めにもまきました。
さらに今月末には、3番手の種まきもする予定です。
この頃には気温もかなり下がってきているので、ビニールのトンネルをして発芽や生長がスムーズにいくようにします。

大根類も2番手までの種まきが終わっています。
20メートルくらいのサク2本に、青首ダイコン、聖護院カブ、聖護院ダイコン、赤ダイコン、紅芯ダイコンが育っています。
ダイコンが収穫できる頃は晩秋から初冬で、その頃の温かな大根の煮ものが楽しみですね。

畑にはナスやピーマン、ゴーヤ、トマトなどの夏野菜の棚はそのままになっています。
トマトやゴーヤはずいぶんと収穫量が少なくなりました。
ナスも秋なすとなって、夏のように大きくはならないものの、細やかでしっかりしているのに固くはなく、煮もの漬け物に重宝しています。

夏から秋へ、そして冬に向かって行く…畑仕事をしていてもそんな気配が感じられます。




↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

ランキングはこちらをクリック!