2013年2月20日水曜日

厳冬の頃

ほっとする暖かさもつかの間、連日厳しい寒さが続いています。
冬の畑は緑も少なく、なんと素っ気ない景色でしょう。
畑の大根や白菜も採り残しという感じで、カラカラに枯れた外葉ばかりが目立っています。


このところ週末になると出かける用事が続き、ずっと畑仕事から遠ざかっていました。
久しぶりのこの日曜日は、畑仕事の日と決めていました。

日曜日のスタートはウォーキングからです。
早寝早起きの夫は、普段から出社前のウォーキングを実行しています。
自分で善いと決めた事は実行する夫にくらべ、宵っ張りの私は善いとわかっていても実行できない人種です。
せめて休日の朝くらいはと、この日は夫と一緒に歩きました。


いずれトレッキングに出かけられるようにと買い揃えたシューズ


家から5分も歩くと、視界の開けた見晴らしのよい場所に出ます。
北にはいくつもの峰々からなる赤城山の、雪をまとった姿が一望できます。




赤城山

西の方向に視線を巡っていくと、榛名の山並み、その西は真っ白な浅間山が白く輝いて見えます。


浅間山…富士山に似ていますね。

夜は夜で、きらめく夜景が美しくのぞめる場所です。

以前は人家もまばらで殺風景な場所でしたが、今は新しい家が建ち、多くの人が移り住んでいます
見晴らしのよい場所なのでリゾート感もあるのでしょうね。


胸にしみるような冷たい風に吹かれながら、しばらくはこの風景を眺めます。
凛とした富士山と違い、幾重にも連なる峰が穏やに見える赤城山です。
どこが山頂なのか、どこが赤城山なのか疑問に思っていましたが、いくつも連なる峰を総称して赤城山と呼んでいるのですね…最近知りました。

富士山を眺めながら過ごした時間より、赤城山を仰いで過ごす年数が倍近くになりました。
赤城山に愛着を感じる…いくらか私も群馬県人になったようです。




ウォーキングは上り坂下り坂が順序よく続き、息を弾ませながら夫について歩きます。
小一時間ほど歩き、最後は自宅の畑に沿って、緩やかな斜面を上ってゴールです。
朝の散歩で夫はリフレッシュですが、『今日の仕事はもうおしまい!』と言いたいくらい精一杯の私です…

久しぶりの畑仕事は畑の整理からです。
何日も強風が吹き荒れて、黒マルチやらビニールのトンネルがはがされしまっています。
タマネギのマルチは風に飛ばされて梅の木に引っかかっています。
いまさら、細かなピッチのタマネギのマルチを、手間ひまかけてやり直すことはできません。
今年のタマネギは草取りで苦労しそうです。


あちこちのマルチがはがれて風にたなびいています。

この日は壊れたビニールトンネルを直したり、剥がれかけたマルチを巻き取ったりと片付けに追われました。

エンドウの苗を守るためにサツマイモのツルをかけておく…Good Idea!だと思ったのですが、強烈な赤城おろしで、乾燥したサツマイモのツルが飛ばされてしまい、幼い苗は強風にさらされることに…
エンドウの苗の上から寒冷紗のベタ掛けをして苗が振られないようにしました。
いっその事、野菜を覆うほどの雪が降ってくれたほうが野菜が凍みたり、風に傷めつけられることがなくていいのでしょうね。


1月中旬に漬けた、大根の柿漬けを開けてみました。
干し柿を作った時、熟れすぎて干し柿にできない柿をいくつも冷凍してありました。

暖かい部屋で熟柿のシャーベットを食べるのもよいのですが、夫と二人の食卓ではなかなか出番がないのです。
冷凍庫の中でコロコロと不安定で、かなりの場所をとっている柿を、なんとかしなくてはと思っていました。
インターネットで調べてみると、大根の柿漬けがヒットしました。

柿は2キロ…冷凍庫の中にはこれ以外にもまだあるんですよ。


3キロの大根は皮つきのまま、半割あるいはそのままで塩の半量をまぶして樽に。

柿と大根の重さに対して、塩は3%位、砂糖は4%位…かなりアバウトです。
熟柿はかなり甘いのに砂糖まで入れるのには驚きました。

熟柿と塩、砂糖を混ぜて柿のたれを作ってから、大根にかけて漬ける
重石をかけて一月ほどおく

一月後、樽を開けてみると…

柿の甘みを期待したのですが、柿の味は感じられないようです。
パリパリの食感とさっぱりした甘みと酸味。
柿で漬けたと言わなければ、ただの大根漬けかな…


白菜漬けとともに…










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