2013年2月9日土曜日

ジャガイモと肥料





立春が過ぎ、暖かな日と寒い日が入り乱れているようです。

2月6日…3度目の雪

毎年お正月には裏庭のロウバイの大きな枝を生けていたのですが、今年は寒さが厳しかったせいか固いつぼみのまま、新年を飾る事ができませんでした。

2月に入って、暖かな日が何日か続くと、ようやく花が咲き始めました。
半透明の黄色の花びらと、甘く高貴な香りがロウバイの魅力です。




さて今年もジャガイモの種芋をそろえる時期がきました。
昨年は種芋の買い付けが遅く、インカのめざめが手に入りませんでした。
今年は1月の早い時期(1月8日)にJA前橋に出かけました。

すでにたくさんの種芋が並んでいて、早くから種芋を買い求める人たちも多く見られました。
その日のうちに、毎年の定番と目的のインカのめざめを加えて5品種がそろいました。

インターネットで調べると新品種もかなり出ているのようですが、お店に出回るのは稀で、お店の人に聞いてもなかなか詳しい入荷状況はわからないようです。
機会のあるたびにお店を覗いて、運がよければ…のようです。


これに合わせてジャガイモの肥料として、EMぼかしを作らなくてはなりません。
1月の初雪の降った日に、駐車場に糠を広げてぼかし作りをしました。
糠14キロ、菜種油かす、魚粉をそれぞれ3キロづつを用意して、EM菌と糖蜜を合わせて20キロのぼかしをつくります。

傍らでは雪が降っていますが、ぼかし作りは両手を大きく使って全体を混ぜていくので、結構な運動になり汗ばんでくるほどです。
一度に20キロのぼかしを5回繰り返して、おおよそ100キロ。
二重にしたビニール袋にだいたい10キロほどを詰めると、しっかりと空気を抜いて口を縛ります。10袋のぼかしができました。




ジャガイモの植え付けは3月に入るとすぐの早い時期です。
それに間に合うように、ぼかしの発酵を早めなければなりません。
暖かなロフトに運び、積み上げておきました。




今、ぼかし作りから1ヶ月がたち、ロフトは発酵したぼかしの香りが漂っています。
こうなれば、もう肥料は完成です。
果物の発酵した香り…まだ酸っぱさのない頃の…少し糠の匂いも混ざっていますがよい匂いだと思います。
これが肥料になるのですから、野菜の味までもさわやかな感じがしてきます。

実は近所の畑ではトンプンやギュウフンがトラックで運ばれてきて、それを畑に抄き込んでいます。
これが鼻が曲がるほど…目眩いがするほどに衝撃的な匂いなのです。
畑仕事を始めた頃、野菜がよく育つからとトンプンを近所の人に勧められて買ったことがありました。
まだEMぼかしなど、肥料については何も知らない頃です。

トラックで運ばれ積み上げられたトンプンの悪臭にびっくり、ブルーシートを被せても強烈な匂いは流れ出て、これで野菜を育てるなんてぞっとしたのを覚えています。

それでも半分くらいは使ったでしょうか、後は野ざらしとなりました

今の時期、周りの畑にはこの山がいくつもあります。
本当に強烈な匂いで、近所迷惑だろうなと思います。
こういった肥料を使わないでできる畑作りが理想なのですが…





今年のジャガイモは『インカのめざめ』『はるか』『十勝こがね』『シャドークイーン』
『ノーザンルビー』『シンシア』『アポリン』です。
昨年初めて作った『グランドペチカ』が面白かったので、今年もと思ったのですが、この近辺ではどこを見てもみあたりません。

来週もう一度、探してみるつもりです。












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2 件のコメント:

  1. いよいよジャガイモの準備が始まりましたね。
    私も今年は何を植えようかと頭を悩ませているところです。
    一応3種類(インカのめざめ、十勝こがね、グラウンドペチカ)はほぼ決めましたが、その後で新しい魅力的な種芋を見つけると、思わず買ってしまう可能性があり…。
    昨年ははっきり云って作りすぎてしまって、他の作物を植えるスペースが足りなくなったんです(^^;)
    今年は量を少なくして、でもやっぱり種類は多く作りたいなー。

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  2. 限られた広さの中では、魅力的なジャガイモの品種が多く、悩まれることでしょう。
    こちらは今のところ、種芋は7品種16キロですので、まだ少〜し余裕があります。
    グラウンドペチカも2キロ欲しいので、いよいよとなったら通販でgetするつもりです。
    たくさん作りすぎて、手入れや収穫に苦労するのがわかっていても、ついつい…ですね…困ったものです。


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