2012年5月8日火曜日

ゴールデンウィーク


大好きな花 クレマチス モンタナ




ゴールデンウィーク前半、畑仕事ができたのは29日だけでした。
夏野菜の苗を定植するために、畑の畝をきって、ビニールマルチがけをしました。

今年は畑仕事に費やす時間が昨年より少なくなることが予想され、そのうえ年々衰える体力を考えて、なるべく手間のかからないようにしたいと思っています。

野菜の世話に手がかかるというよりも、草取りに手間取ってしまい、野菜まで手がまわらないのが現実です。
ひとつの方法として、作物の周りに草が生えないよう、ビニールマルチをすることで草取りの手間を少なくしたいと思いました。
10本近くの畝にビニールマルチを掛けました。


トマト用のマルチ、パイプも組みました


畑仕事はゴールデンウィーク後半に期待したのですが、雨、雨、大雨…恨めしい想いで畑を眺めていました。




雨の合間をみて、山椒畑に出かけてみました。
4月の20日頃に見に行った時は、まだ芽がかたく、あと数日、という感じでした。
毎日、山椒が気になっていたのですが、なかなか出かける時間がなく、とうとう2週間近くたってしまいました。


すでに山椒の花が咲いていて、山椒の葉も開いています。




それでも摘む気になれば、柔らかそうな葉を摘むことはできます。
でも摘む気力がなくなってしまいました。
それは枝の頂点の芽がことごとく欠かれていたからです…今年も。




この畑はもともと桑畑でしたが、入り組んだ場所にあるので、忘れられたままになっていました。
30年も桑の木が伸び放題になっていたのを、隣の畑の所有者からの苦情で、夫も桑畑の存在を思い出した…という感じですから、私などはすべてが初耳でした。


植木屋さんが入って桑の木を伐ったのですが、桑の木の間には山椒が育っていました。
山椒の木は3メートル近くに育っていて、それも30本ほどもあったのです。


その時から、その場所を『山椒畑』と呼ぶことにしました。


『山椒畑』


今まで山椒といえば、鰻の蒲焼きにふる粉山椒と、出汁で煮た上品な煮ものにふわりと置かれた山椒の葉、筍の木の芽和えぐらいしか知りませんでした。
山椒などなくても困らない、わざわざ買ってまでも欲しいものではありませんでした。


出入りの植木屋さんは黒保根の山あいに住んでいるので、山菜の情報には詳しく、興味深い話をいろいろと聞かせてくれます。
植木屋さんからは、柔らかな新芽を摘むだけでなく、若い青山椒の実を摘むことも教えてもらいました。



昨年の山椒の実…ここまでの作業が大変



数年前に植木屋さんを訪ねて黒保根のお宅に伺った時、奥さんの炊いた山椒ご飯をいただきました。
まだ柔らかい青山椒の実が炊き込まれたご飯には衝撃をうけました。
山椒の香りと舌にぴりっと感じる刺激が、新緑の山を感じさせる…
この季節をイメージさせる味でした。



私たちは身近に、豊富に山椒が手に入る場所を見つけ、宝物を得たように思っていました。


でも、この山椒を楽しみにしている、謎の人物もいるわけです。
こうして新芽を盗られたのは今年に限ったことではありません。
どちらが先に採るかは、毎日山椒の様子を視ているほうでしょう。


忙しさに、なかなか山椒畑まで出かけられない私たちの負けですね。
『山椒畑』と思っているのは私たちだけで、謎の人物は茂みの中の山椒くらいにしか思ってないのかも…




そして今年は枯れた山椒の木が目につきました。
今まで大きな桑の木に守られて育ってきたので、こうして桑の木が伐られると、直射日光や外気に曝されて、桑の木にとっては厳しい環境になったのでしょうね。
また昨年の猛暑も影響したのかもしれません。
数えてみると、8本も枯れています。


枯れてしまった大きな山椒の木


気候の変動は自然界のサイクルに大きな影響をあたえています。
予期せぬことが頻繁におこり、問題になっています。


無事に野菜が育ち、収穫の喜びを分かち合えるといいのですが…


山椒ご飯…昨年の山椒の実で炊きました








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