2009年12月12日土曜日

大根の季節

大根の季節になりました。
大根は一年中ありますが、その美味しさを楽しむのはこの季節です

大根は、どんな調理法でもその持ち味を発揮します。
生でパリパリとサラダや漬け物、豚肉と炒めて食べるのもあっさり美味しい。
蒸してから焼く大根餅もありますね。
でも冬のうま味は、なんと言ってもたっぷりと煮付けられた大根でしょう。
ということで今年の大根は5種類です。


万能選手の青首大根、煮ものには聖護院大根、濃い赤の紅芯大根、サラダに美しい赤大根、たくわん漬け用の練馬大根。
年が明けたら切り干し大根も作ります。甘味が凝縮されて、煮ものやハリハリ漬けが一年中味わえます。

大根よりきめが細かく、味が柔らかいのがカブです。
聖護院カブは、京都の千枚漬けに習い、塩、酢、昆布、砂糖で味付けをします。本場京都の均一な美しさには及ばず、群馬の百枚漬けってとこでしょうか。
冬の小カブのおすすめはグラタンです。ホワイトソースがよく合うように思います。

大根は野菜界のおふくろ、カブはいいとこにお嫁に行った叔母さんって感じです。

冬の収穫



紅芯大根



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2009年11月28日土曜日

燻炭づくり

知り合いの農家から大量の籾殻をいただきました。

ぜひ試してみたかったこと…燻炭作り。

まず畑に1メートルほどの穴を掘ります。
穴の底に火をおこし、煙突を立て、その周りに籾殻を入れます。
煙突から白いノロシのような煙が上がってきます。
後は籾殻の表面が黒くなってきたら新しい籾殻を足していきます。
籾殻の山から煙突が立っている状態です。

たくさんの籾殻を足しながら,丸二日かかりました。
静かにあがる白い煙は燻されたきつい臭いです。
でも離れた場所で畑仕事をしていると、風向きによって流れてくる匂いは、懐かしい昔の田園風景と重なります。

鎮火には思った以上の水が必要でした。
奥深くで、ジリジリ、ジワジワ燃えていたのでしょう。
水をかけて数時間後にまた煙があがっている、なんてことが2度3度ありました。

燻炭作りは2回しました。
出来上がったたくさんの燻炭は健康で元気な畑を作るために活躍します。


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2009年11月14日土曜日

晩秋の色

このところの雨で気温は下がり、冬の気配がそこかしこに感じられるようになりました。

里芋堀りをしていると、体の色を茶色に変えたアマガエルが、大きな里芋の株の中からあわてて飛び出してきました。
冬の眠りにつくところだったのでしょうか。

時には小さなネズミがぴょんと飛び出て、いちもくさんに草むらに駆け込むこともあります。
大きさはジャンガリアンハムスターほどですが、細いシッポがあります。
驚いてぴょんと飛び上がるようすはとても可愛く、ペットにしてもいいくらいです。

夏の営みを終えたカマキリやバッタも、羽根を古びた色に変えて、ゆっくりと冬に飲みこまれてゆくようです。

庭の木々も赤くあるいは黄色く紅葉し、風が吹くたび、雨が降るたびに一枚づつ葉を落してゆきます。
ユキヤナギの葉やブルーベリーの葉も赤く染まり、ドウダンツツジは燃えるような赤です。
冷たい冬が来る前のあでやかな命の姿です。


のばらの実 ブルーベリー のこん菊 白菊 ダリア










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2009年10月21日水曜日

夏の恵みに感謝


もうすっかり秋です。

長く更新しませんでしたが、畑仕事は休みなく続けています。
夏野菜もほぼ終わり、畑の片づけに忙しいこのごろです。
昨日はインゲン棚の始末をしました。棚に使った竹は200本あまり。棚作りも棚を解くのも大仕事です。

手で搾れば水がしたたるほどの柔らかな水ナスやサラダナス,今年は大成功でした。
丸オクラは柔らかく、長いまま茹でただけでかじるのがおいしかった!
おおせいな成長に、収穫が間に合わずついつい大きくしてしまうズッキーニは、ラタトゥユやチーズ焼き以外に今年はカルパッチョがデビュー。来年もこの味を楽しみに…
大玉スイカはたった2本の苗から10数個のスイカが実り、存分に夏の味覚を楽しみました。


夏の恵み


…そしてトマト。まだまだ青い実がたくさんついています。でも秋の光の中ではなかなか色づかずに秋色オレンジのままです。トマトの棚はもうしばらくかたづけないでおきましょう。

たくさんの夏野菜たち、ありがとう!

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2009年9月4日金曜日

六合村のきゅうり

六合村(くにむら)のキュウリです。
『入山きゅうり』という名があるようです。

『おいしいからつくってみたら…』と近所の人に種をいただきました。
このキュウリは勢いよく地を広がり、一方はインゲンの棚に這い上がり、一方は満願寺とうがらしにつるを伸ばし、その枝を折ってしまうほどでした。

一般的なキュウリに比べると太くて短く、10~15センチ位です。
昔の…半世紀くらい前の懐かしいキュウリにも似ているような気がします。
葉かげに育ったものはやわらかそうなクリーム色になったりします。
ところが2,3日収穫を忘れてしまうと、茶色の太~いこん棒になります。
初めてこの太いこん棒を畑で発見した時は驚きました。
ひび割れた皮目やその色の不気味さがキュウリと結び付かなっかたのです。
今では穫り忘れてこん棒になったものが十数本も畑にころがっています。

このキュウリは皮をむいて食べるのですが、結構柔らかく水っぽい感じです。
我が家では皮のついたままヌカ漬けで食べていますが、パリパリした食感です。
ただ六合村の気候風土に合ったキュウリなので、他の土地で育てても本来の味は出ないそうです。
本場の六合村キュウリを食べてみたいですね。



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2009年8月31日月曜日

トマト大好き



毎日、ピカピカ輝くトマトの収穫をします…とりわけ楽しい時間です。

もちろんすべてのトマトがピカピカでプリプリしているわけではありません。
割れてしまったものや、虫にかじられてしまったもの、いびつなものなど、そのまま食卓に上らないトマトもたくさんあります。

『トマト大好き!』ですから、はじかれたトマトも無駄にはしません。
それらのトマトを煮込んでトマトソースを作ります。

他にもトマトソースを作るために育てているのが、カボチャ型のズッカや長いピーマン型のルンゴなどです。
調理用とあって、グルタミン酸の効いたうまみが特徴です。

でも良い状態での収穫は難しく、大きく実って色付きはじめた頃に、腐りが入ってしまうこともままあります。
…栽培法をよく読めば上級者向きの文字…化学肥料も消毒もしないで上級者になるのって難しいですね。

それでも冷凍庫の中には着々とトマトソースが増えていきます。
パスタやシチューに大活躍のトマトソースを、一年分をストックするのが目標です。


ズッカとルビーノ
大きなズッカは390グラム






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2009年8月12日水曜日

シカクマメ



シカクマメの花がようやく咲きました。
シカクマメは今年初めて挑戦する作物です。
インゲンの棚の列びに、インゲンと同時期に種を蒔きました。
インゲンはもうひと月以上も前に収穫を迎えたというのに、シカクマメは細いつるを延ばすばかりでした。

トマトもキュウリもスイカも…夏の作物の花は黄色ばかり…ナスはムラサキですが…
そんな中でシカクマメの花はやさしい青です。
涼しげに咲くシカクマメの花が、夏の日差しを和らげてくれるようです。


形のおもしろいシカクマメのサヤが実るのを楽しみにしています。


涼しげなシカクマメの花



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