2010年1月28日木曜日

切り干し大根づくり

大寒を過ぎ、ほんらいなら一番の寒さと乾燥の時期なのに、ここ数日の暖かさ…。
このまま春になっては大変と、慌てて切り干し大根作りをはじめました。

冬の初めに取り頃だった大根も今では巨大化して、直径は10センチをゆうに越え、その頭を30センチ以上も畑から突き出しています。
連日、霜にあたり風にさらされ、それだけも甘みは十分です。
ずっしりと重くなった大根を刻みます。以前は頑張って細く細く刻んだこともありましたが、ザルに広げて乾燥させるとザルに貼り付いてパリパリと細かく折れてしまいました。その経験から、今では太めの千切り…拍子木切りにしています。
刻んだ大根は梅干し用の大きな平ザルに広げて、ハエやこの辺りに5、6匹もいる野良猫にいたずらされないよう、寒冷紗を掛けて軒下に干しておきます。一週間もすればきれいに干し上がります。





日にあたることで甘みがました切り干し大根は、カルシウムや鉄分、ビタミンB1.B2、繊維質もたっぷりです。
水で戻して煮ものにするのも美味しいのですが、戻しただけの切り干し大根に、醤油や酢でサラダ感覚の味付けをしていただくのも美味しいものです。コリコリした食感と甘みは、太陽の光を凝縮した味と香りです。
普通の切り干し大根以外にも、縦に長く太く切った割り干し大根も、軒下でのれんのように吊るし干しをしています。












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2010年1月14日木曜日

ヒカゲカヅラの正月飾り

新年も明けてしまえば早いもので、もう普段の生活に戻っています。
お正月のお飾りも取り払う時期になりました。

今年のお飾りづくりには気合いが入りました。
昨年の暮れに大きな段ボール箱いっぱいにヒカゲカヅラが届いたからです。お花屋さんに勤める従姉妹からの嬉しいお歳暮でした。
ヒカゲカヅラはシダの仲間です。モールのようなツルが1mから長いものでは3m近くも伸びています。

この花屋さんではヒカゲカヅラを使って卯杖(うづえ)というお正月飾りを作って販売しています。卯杖は古くは中国で、日本では平安時代から魔除け厄除けとして神事に用いられたようです。今では大黒柱や床の間の飾りとして、料亭などからの注文が多いと聞きました。

以前からヒカゲカヅラの美しさには憧れていましたが、これまで周りの花屋さんでは目にしたことはありませんでした。
この憧れのヒカゲカヅラは実際手に取ると、想像以上に美しく、その青々した緑は神が宿るにふさわしい潔い色と姿です。

太い古材柱には2.m、床の間には1.mのお飾りができました。
また青竹を花器にしていくつかのアレンジも楽しみました。
丸い漆盆の上にこんもりと山にして水引を飾ったり…。
もっと技術があれば、この貴重で美しいヒカゲカヅラを活かすことができただろうとの残念な想いもあります。

2.5メートルの大作



太田の和室


新里の家に飾られたヒカゲカヅラは薪ストーブの乾燥もあってか、何日かでほぼドライになってしまいました。時々霧吹きをあてていたのですが、瑞々しく保つのは難しいことです。

豊富に楽しんだヒカゲカヅラですが、まだ少し残っています。
ガラスの花器に水を張って沈めてあるのですが、まだまだ元気です。
水中花としての楽しみかたもありましたね。

青竹と




紅白南天でリース



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2010年1月6日水曜日

新年

新年あけましておめでとうございます。

今年の新年は新里で迎えました。
昨年までは太田の金山(標高200m位)で初日の出を見るのが、十数年来の恒例行事でした。まだ星の見える早朝に自宅を出て金山を目ざすのですが、十数年の歳月は、一緒に登った子供たちもそれぞれ独立し、私も無理をするのがつらくなり、いつの間にか夫だけの金山登山となりました。頂上で飲む熱いお茶とチョコとおせんべいを用意するのだけが私の仕事となったのです。

今年の初日の出は、帰省中の娘を加えた三人で、暖かな新里のリビングから見ることができました。




今年も健康野菜づくりをモットーに…もう少し余裕をもって…もう少し楽しんで…もう少しおしゃれに…頑張りたいと思っています。



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