新年も明けてしまえば早いもので、もう普段の生活に戻っています。
お正月のお飾りも取り払う時期になりました。
今年のお飾りづくりには気合いが入りました。
昨年の暮れに大きな段ボール箱いっぱいにヒカゲカヅラが届いたからです。お花屋さんに勤める従姉妹からの嬉しいお歳暮でした。
ヒカゲカヅラはシダの仲間です。モールのようなツルが1mから長いものでは3m近くも伸びています。
この花屋さんではヒカゲカヅラを使って卯杖(うづえ)というお正月飾りを作って販売しています。卯杖は古くは中国で、日本では平安時代から魔除け厄除けとして神事に用いられたようです。今では大黒柱や床の間の飾りとして、料亭などからの注文が多いと聞きました。
以前からヒカゲカヅラの美しさには憧れていましたが、これまで周りの花屋さんでは目にしたことはありませんでした。
この憧れのヒカゲカヅラは実際手に取ると、想像以上に美しく、その青々した緑は神が宿るにふさわしい潔い色と姿です。
太い古材柱には2.5m、床の間には1.5mのお飾りができました。
また青竹を花器にしていくつかのアレンジも楽しみました。
丸い漆盆の上にこんもりと山にして水引を飾ったり…。
もっと技術があれば、この貴重で美しいヒカゲカヅラを活かすことができただろうとの残念な想いもあります。
2.5メートルの大作
太田の和室
新里の家に飾られたヒカゲカヅラは薪ストーブの乾燥もあってか、何日かでほぼドライになってしまいました。時々霧吹きをあてていたのですが、瑞々しく保つのは難しいことです。
豊富に楽しんだヒカゲカヅラですが、まだ少し残っています。
ガラスの花器に水を張って沈めてあるのですが、まだまだ元気です。
水中花としての楽しみかたもありましたね。
青竹と
紅白南天でリース
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