2010年3月17日水曜日

春がきました




寒暖の差と言う言葉をこの季節に使っていいのか迷いますが、一週間前に雪が降り、日陰にはまだ消え残った雪もあるのに、今日は驚きの暖かさとなりました。
一日一日が行きつ戻りつの気温の変化です。


気がつけば、今年も壇紅梅が花を咲かせています。

梅は盛りを過ぎ、フキノトウも可愛い頭を出したと思ったら、あっという間に首をのばしています。



水菜、ミブナ、チンゲンサイ、カブ、タアサイなどは美味しいつぼみ菜になっています。
畑のあちらこちらで菜の花の黄色が輝きはじめました。
春は確かな足どりでやって来たようです。


先日、静岡の実家からたくさんの立派なレモンが届きました。
たった一本のレモンの木ですが、毎年二百個以上の実をつけています。
それが羨ましく、我が家も三年前にレモンの木を植えました。
そして昨年、ようやく小さいながらも8個の実がつきました。

白い花が咲き,小さな青い実が付き、だんだん大きくなる様子を楽しみに見ていたのですが、黄色く色づいたころに冬を迎え,気づいたら霜と寒風ですっかり傷んでいました。
完全に凍傷です。

静岡の冬は暖かく、レモンは無傷で冬を越します。
しかしこの地域には赤城おろしが吹き、レモンを痛めつけています。
群馬のレモンは冬の来る前に収穫しなければいけない…今年は目をかけ、手をかけて、冬が来る前のフレッシュでジューシーなレモンを収穫するつもりです。



静岡のレモンをテーブルにひろげました。
テーブルクロスはフィスバのレモン柄です。



レモンとレモン柄…わかりますか?










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2010年3月11日木曜日

手前味噌づくり


恒例の味噌作りです。

6、7年前から味噌づくりを始めました。
例年ですと2月下旬の寒さの厳しい時期に味噌の仕込みをします。
今年は時間の都合がつかずに3月になってしまいました。
春めいてきて不安な気持ちでしたが、ここ数日また寒くなり、これがラストチャンスです。

前の晩から浸しておいた大豆を薪ストーブで煮ます。
大豆を煮るのは大きなボール二つです。
このボールは母がうどんをこねたり、茹でたりするのに使っていたもので、農家の台所では何かと出番の多い道具です。
以前ガスコンロで豆を煮ているころは、コンロにのる大鍋には限りがあり、何度も豆の入れ替えをしていました。
薪ストーブとこのボールがあれば、時々水を足すだけで、ことこと…ことこと煮えていきます。

時々味見をしながら…大豆は茹でただけでもかなり美味しい…親指と小指で豆をはさんで柔らかくつぶれるくらいが理想です。
煮上がった大豆はザルにあげて水切りをします…またまたこの煮汁が大豆の甘みを含んでいて美味しい!



豆が温かいうちにつぶします。
フードプロセッサーでつぶした事もありましたが、今は厚手の大きなビニール袋に入れて、ビンや麺棒で押しつぶしています。
一気に潰すのは体力と根気も必要です。この仕事から夫が手伝いに入ってくれます。
ところどころに粒が残るのも、素人の手作り感があっていいと思っているので適当なところで終了。

前もって塩と米麹を混ぜておいたものと、つぶした大豆をたらいの中で混ぜ合わせます。
混ざったらおにぎりのように丸めます。


樽におにぎりを投げ入れ、空気を抜きながら積み重ねていきます。
塩をふり、ラップをかけ、その上から塩入りの小袋を並べて重しとします。


蓋をして終了。
樽を黒いビニール袋に入れ、納屋に運びました。

5キロの大豆で二樽の味噌を仕込みました。味噌のでき上がりは一樽9キロほどになります。


一年間、天地返しなどすることもなくそのままですが、一年たつと美味しいお味噌になっています。
今まで、かびたり失敗したことがないですから、一年に一度のちょっとした頑張りで、一年中美味しいマイ味噌が食べられるのは嬉しい事です。

そしてなによりも嬉しい事は、この畑で無農薬で栽培した大豆が味噌づくりに使われた事です。
きっと今まで以上に美味しいお味噌になると思います。
ますます手前味噌になりますね。







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2010年3月8日月曜日

シイタケも始めました


ジャガイモの植え付け時期なのに、週末になると天候が悪かったり、本業の仕事と重なったりで、なかなかおもうように畑仕事は進みません。

昨日の日曜日も、一日冷たい雨でした。
そんな中、夫は朝からシイタケ菌の植え付けです。
以前からシイタケも作りたいと思っていたところ、クヌギの原木をようやく手に入れることができ、一日も早くシイタケ作りをスタートしたかったのです。
mほどの原木に30カ所ほどドリルで穴を開けます。幹が堅いのでなかなか時間のかかる作業となりました。穴にはシイタケ菌の着いた駒をカナヅチで打ち込みます。できあがった状態をホダギというそうです。


とりあえずのお試し初心者ですから、ホダギは10本。
重いホダギを竹薮に運び、積み上げます。シイタケ菌が原木に十分まん延するように、ジョウロで水をかけてブルーシートで覆いました。この状態で2、3ヶ月待つのだそうです。菌がまわったらホダギを組んで、いよいよシイタケの出てくるのを待つだけです。
でも収穫は翌年の秋からと書いてありましたから、先の長〜い話です。
本当にシイタケは出てくるのでしょうか。











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2010年3月6日土曜日

薪わりの楽しみ

この冬の寒さで薪の消費量も増えます。積み上げた薪がだんだん減っていくのを見るのも心細いものです。
寒さを感じる5ヶ月ほどの間、暖をとるのは薪ストーブだけですから、薪づくりは真剣です。

仕事がらプレカット工場から出る端材が薪ストーブの熱源となります。
柱や梁の端材は米松が多く、しっかりした重みがあります。
建築現場から床板や棚板など、いろいろと出る端材も燃料になりますが、燃してしまうのが惜しいような木目の浮き立ったものや、香りのよいものもあります。
景気の低迷で建築棟数が減ったためプレカット工場自体に端材が少ないうえ、最近は薪ストーブを設置する人が増え、プレカット工場の端材は順番待ちとなっています。

秘策は夏場の薪集めです。
薪ストーブの存在を忘れている暑い夏の間に、薪集めをしておくのです…『アリとキリギリス』のお話のように…。


端材の長いものはチェーンソーで半分に切り、これで薪のできあがりです。
でも焚付け用の薪は、斧で割って断面に火がつきやすい状態にします。

この薪割りがまた楽しいのです。
斧の重さ6キロあり振り上げるとかなり重いのですが、そのまま下ろしただけでは簡単に薪を割る事ができません。振り下ろす時に力をいれなければ斧は食い込まないのです。
最初はなかなか薪に命中せず、かすったり横に飛び跳ねたりです。
何度か振り下ろし、ようやくバッサリ、と割れるようになります。
これが気持ちいいのです。
素直な木目ならバッサリですが、2、3度振り下ろしてもメリメリしているのは薪の中に大きな節があるものです。

ひとつ割れ始めるとその快感にしばらくは無心に薪わりに集中します。最初軽かった斧が重く感じられるようになり、息も荒く汗ばんできます。腰も痛くなる頃、我に返ります。 少しばかりの後悔…ですが

50を過ぎたおばさんでも楽しい薪割りです。








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