2012年6月29日金曜日

日が長い時期に

夏至から一週間ほどたちました。
今頃が一番昼が長く、畑仕事のはかどる時期です。

今日は夫の帰りが遅いこともあって、7時頃まで草取りをしていました。
すると薄暗くなった茂みの中にブルーベリーを発見。
そう、この時期はベリーが色づく頃です…すっかり忘れていました。
昨年はラズベリーのジャムを作ったはずなのに…

早々に草取りをやめて暗がりの中でベリー摘みを始めました。
ブルーベリー、ラズベリー、ストロベリー、スグリを、目をこらして摘みます。
家に入って籠の中を見ると、あらあら、まだ色づいていないブルーベリーや熟れ過ぎて傷みはじめたラズベリーなど…やっぱり明るい時に摘まなくってはだめですね。

そして、今夜のデザートはこのプレートです。


どれも当たり外れはありますが、家で採れたとなれば合格点です。
でも宝石のように美しいスグリは、渋味があって、スッパイ!




昨日は珍しく夫の帰りが早く…午後6時ころ…夫は仕度をすると、勇んで草刈を始めました。
畑に続く1,000坪の傾斜地の草刈です。
5月の中旬に草刈をしたのですが、ひと月も経つと草丈は5,60センチも伸びてしまいます。
先週、半分ほどの草刈を終わっているのですが、その後の草刈の時間が取れず、夫の中では気になって気になって…というところなのでしょう。
今の時期は早朝のマダケ採りがありますので、出勤前は畑に出られないのです。


今年もマダケ採れてます


夕食の仕度をしながら草刈機の音を聞いているのですが、行ったり来たりの音がだんだん遠くなっていきます。
外は暗がりで私からは何も見えません。
傾斜地なので、重い草刈機と共にひっくり返らないかと心配です。


8時15分前にようやく上がってきました。
汗とほこりで、さすがにぐったりの様子。
暗闇の中で草が見えるのか聞いてみたのですが、見えるんだそうです!
根性と体力と能力ですかね…


そしてこの時期の、日の長さがあってこそできる仕事です…エライ!


草刈の終わった南の傾斜地
果樹園にする予定
左は梅の木4本、右手は柿の木が6、7本植えてあります。

梨、リンゴなども、すでに10本ほど植えてあります。









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2012年6月16日土曜日

6月の畑



クレマチス  マダム.ジュリア.コレボン

梅雨の季節に入りました。
だんだん暑くなってはいますが、長袖をはおりたくなるような、梅雨寒の天気も多いような気がします。

季節の早い時期から夏日が続くと、畑の作物に多くの害虫がつくように思います。
作物がまだ小さく力のない時にアブラムシなどが着くと、苗は育たない、害虫は広がるの悪循環です。
今年は涼しいくらいの日が多く、ゆっくりですが苗がしっかりと育つように感じます。
しっかりと育った苗には害虫も付きにくいようです。

シャドークイーンの花

グランドペチカの花
ジャガイモは遅手の花が咲いています。

先に花を咲かせた『はるか』にはミニトマトのような実がほとんどの株に着いています。
高く土寄せをした土にヒビ割れが見られます。
土の中でイモが大きく育ってきているのでしょうね。


ジャガイモの実

自家栽培のジャガイモは種芋に使ってはいけないと言われていたのですが、今年はインカのめざめが手に入らなかったため、昨年収穫したインカのめざめを使用。
これがまったく育っていなくて、一時発芽していたものまでが枯れてきています。
やっぱり指摘されたとおりの結果となりました。
お気楽俄農夫の軽い考えではだめですね。




毎年ズッキーニにアブラムシが着き、大きな葉の裏を水で洗うのに大変な労力をかけていました。
でも今年はアブラムシが着いていないので、ズッキ−二は大きく葉を拡げて気持ちよく育っているようです。


元気なズッキーニ 左はインゲン

もうすぐ初ものが穫れそうです

昨年はズッキーニの多くが病気になって、思うような収穫にはなりませんでしたが、今年は期待できそうです。
ズッキーニのオリーブオイル漬けをたくさん作りたいですね。




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2012年6月14日木曜日

実山椒と桑の実



気になっていた山椒の実。

週末(6月2日)に子供たちが手伝いに来てくれたので、ようやく山椒畑に行くことができました。


夫が忙しくしているので、なかなか山椒畑に出かけられなかったのです。
山椒畑にひとりで行くなんて…無理、無理!


人けのない窪地は家から離れていて…5分ほどですが…今年はまだ山椒畑の草刈がしてないので、腰までの高さに伸びた草を、踏み分けながら歩かなければならないのです。
そして、どうしても遭遇したくない、どうしても克服できないあるものが…それが出て来たら怖いので、とてもひとりでは入って行けないのです…意気地なしなんですょ…


子供たちはそれぞれが友達を連れてきてくれたので、とたんに私は勇気百倍。
先頭に立って山椒畑に突き進んじゃう気分です。




山椒の木には雄と雌の木があります。
花はついても実を結ばないのが雄の木です。
今年も雄の木以外はどれも山椒の実がたわわに実っています。


若い緑色の実がきれい

穫りがいのありそうな一本を決めて、総勢5名で摘み始めます。
辺りに山椒の香りが漂い…ああ、これも幸せ仕事のひとつですね…


子供たちの若い会話で山椒畑が明るく開けた感じになります…夫と摘むのとは違いますね…




息子は脚立を持ち出して、山椒の木の上の実を摘んでいます。
これまで手の届かない上の枝の実は、摘んだことがありませんでした。
山椒の木を上から眺めるのもいいものですね。


山椒の木を上から見たところ


小一時間もすると、それぞれの袋もふくらみ…そろそろ飽きてきたかな…
1本の山椒の木に5人が懸命に摘んでも、とても摘みきれません。


残りの十数本は手つかずのままになりました。





次に子供たちの目は桑の実に移ります。




この山椒畑はもともと桑畑でしたので、数年前に伐採した桑の木の残った株からもう新しい枝が伸びていて、桑の実もなっています。
大きな黒紫色の実がちょうど食べごろです。
実を採るために枝を引き寄せると、その揺れだけで、熟した実はぽろぽろと落ちてしまいます。




個人的には桑の実にはあまり興味がないのですが、子供たちは珍しさもあって楽しそうです。
東京の生活にはない環境ですから、わくわくする体験なのでしょう。
桑の実もたくさん採りました。



桑の実は軸を取ってからジャムにしました。
お砂糖は少なめに…桑の実は甘いだけなのでレモン汁を効かせます。


5人で摘んで5キロ…こんな山になりました。

夢中で摘んだ山椒の実ですが、次の作業をしなければ食卓にはのぼりません。
房から実を外す仕事です。
ちまちまとひとりでするのは、かなりしんどい仕事です。
毎年、睡魔と戦いながらの夜なべ仕事になっています。

子供たちのいる間に頼んでしまいましょう。

こんなにたくさんできました。

茹でて水にさらし、冷凍庫にいれれば、今年の山椒仕事はおしまいです。
いつでも必要な時に調理できますよ。

ちりめん山椒

山椒のしょうゆ漬け






















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2012年6月9日土曜日

エンドウの楽しみ


サヤの中はきれいな実が並んでいます
…緑の真珠と呼びたいくらい


サヤエンドウは葉がすっかり黄色くなって、ほぼ終了。
スナップエンドウはまだいくらか緑が残り、ぽつぽつですが収穫できています。


毎日、朝日を浴びながら、気持ちよくエンドウを摘んでいましたが…それも2週間ちょっとくらいでしょうか…


昔からエンドウ摘みは好きでした。
まだ畑仕事に何の興味もない頃…父と母が健在で、私が月に1,2度くらいしか顔を出さない役立たずの嫁だった頃から、サヤエンドウ摘みはさせてもらいました。
楽しい事はしたいという勝手な嫁で、両親の丹誠込めて育てた作物の、収穫の楽しみだけをいただいていました。


毎年2.3サク作っていて、やはりかなりの量が穫れました。
5月の日差しの中で、無心にサヤエンドウを摘んでいるのがとても心地よく、袋がだんだん重くなっていくのも嬉しくて、一度に7キロも収穫したこともありました。


そんな事を、毎朝エンドウを収穫しながら、懐かしく思い出していました…私も歳をとったということでしょうね…


サヤエンドウは茹でてお浸し、ベーコンと炒めるのも美味しいし、定番の卵とじもいいですね。
スナップエンドウの甘さはまた格別ですね。
茹でて、ポリポリ何もつけないで食べるのが一番好きです。
どちらも茹ですぎないのがポイントでしょうか。


毎朝せっせとエンドウを摘んでも、見落としてしまうサヤがあります。
エンドウのツルや葉の陰に隠れていて、これがふとした瞬間に目にとまります。
葉に隠れて何日もたったサヤは、ぽこぽこと太っていて実の形状が現れています。


ぽこぽこエンドウ


これを見つけるのもまた楽しみなのです。
太ってしまったエンドウはサヤが固くなり食べないのですが、丸く育った実が美味しいのです。
まだ緑色の実は未熟なので甘みが十分にあります。
サヤをはずし実を集めて、軽く茹でたら冷凍庫に保存しています。


未熟エンドウ豆

炒めご飯や、シチューの彩りにも便利ですが、この豆で作るスープが甘く、このスープのために未熟エンドウ豆を集めているくらいです。


きちんとタマネギを炒めることからはじめ、仕上げに生クリームなどいれると立派なディナーの一品ですが、私はもっぱら朝食のスープとして未熟エンドウ豆を使っています。


牛乳と未熟エンドウ豆をハンドミキサーにかけ、手軽な野菜だし(茅の舎)を入れ、お塩を少し。
エンドウ豆の甘みを楽しむために、豆は多めにします…見た目もきれいですし。


このスープは私のお気に入りで、ストックしてあるコーンやバターナッツのマッシュとともに、スープに欠かせない食材です。


夏は冷たく冷やして、冬は温めて…


冷凍ストックしたいので、見落としエンドウも貴重なのです。


エンドウも終盤、残り少ないエンドウ豆を大切に集めたいと思っています。


整列したお豆がかわいい…










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