2011年11月26日土曜日

干し柿




長沢士郎先生の干し柿の額装です。
幅は180センチほどのかなり横長の作品です。
「霜月」という題がついているように、干し柿を吊るす情景はこの季節の風物詩です。






こちらは我が家の干し柿の風景です。


三年前に、干し柿を作るために蜂谷柿の苗を植えました。
今年は柿の当たり年と聞きましたが、我が家の蜂谷は一つも実をつけませんでした。


桃栗…柿八年。
まだ年数が足りないのかとも思いますが、一緒に植えた富有柿にはそこそこ実がついています。


今年も渋柿がないので干し柿は作れないと思っていましたが、あちこちで柿が吊るされているのを見ると、やっぱり作ってみたくって…
お店で蜂谷柿をみつけて、長沢先生の絵のように吊る下げてみました。






いつも思うことなのですが、干し柿や干し芋をそのまま外に干しても大丈夫ですか?
確かに寒い冬にハエや害虫は少なくなってきます。
でも静かに晴れた日の日だまりには、ハエが必ずやってきます。
甘い柿にハエが付かないはずはないでしょう…で、干し柿はそっくり寒冷紗でくるみました。
寒冷紗の端はしっかりと洗濯バサミでおさえて、これでひと安心。


上、下、アンバランスに並んだ柿をキッチンの窓から眺めています。
色といい形といいなかなか可愛いものですね。
あと20個くらい並べたら楽しそうです。
明日、蜂谷柿を探してみます。



柿の皮は干して、たくわん漬けに使います







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2011年11月24日木曜日

冬を迎えて

雪の便りが聞こえます。寒くなったのですね。

夜のうち薪ストーブを焚いているので、朝になって寒いという感覚はありません。
室内の温度は20度ほどになっているので、布団の暖かさの中から抜け出せないということもありません。
外に出て外気にあたっても、体が暖まっているからでしょう、冷気が気持ちよいという感じです。
…寒い朝を過ごされている方、ごめんなさい。



でも一夜にして里芋の茎が倒れ、さつま芋の葉が黒く傷んでいる様子は、間違いなく霜が降りた印です…トマトもいよいよ最終でしょうか…

霜で傷んだ里芋の葉

さつま芋の葉もシモヤケ状態です


今月中にしなくてはならない仕事はタマネギの苗の定植、エンドウの種まき、それから三番手の菜類の種まきでした。


今月は週末になると来客があったり、お客さまとの打ち合わせが入ったりで、なかなか畑仕事の予定がたちませんでした。
結局、平日の仕事の合間をぬっての畑仕事となりましたが、それでもなんとか予定通りに収まったようでほっとしています。


タマネギの苗を植えました


ところが霜がこんなに早く降りると思わなかったので、里芋とさつま芋の収穫を組んでなかった分、かなりあわてています。
芋掘りをとにかく急がなければ…と気持ちがせいているのですが、昨日も今日も畑に出る時間がとれませんでした。


明日もかなり冷えると聞いて、里芋とさつま芋が心配でしかたありません。


少し色づいたトマトを穫って、室内に置き追熟しています
霜で傷むのが残念で…最後のアガキです














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2011年11月20日日曜日

カリフラワー

寒い日があると思えば、汗ばむ日があったりでしたが、明日は雪の予報も…


ミニハクサイもかたまりはじめ、今日は初物を収穫です。



聖護院大根と聖護院蕪もそろそろ収穫できそうです。


チンゲンサイ、ターサイ、水菜、壬生菜はすでに二番手を収穫しています。
カブも二番手がふくらみ始め、大きくなったものから収穫できるようです。




そんな中カリフラワーが茎を伸ばしてしまっているのに気がつかずに、あわてて収穫をしました。


昨年までカリフラワーは年が明けて1月から2月頃の収穫でした。
寒さの中でなかなか大きくなれずに、何度も何度も葉をめくっては収穫の時期を探っていました。


今年のカリフラワー、わさわさと大きく重なった葉と寒冷紗のトンネルの中でその成長に気づかないでいたのです。
しかし第一の原因は極早生種だったことを忘れていたためです。
苗の定植後に気温の高い日が多かったこともあったかも知れません。


あわてて収穫したカリフラワーは、お店に並ぶ丸くモコモコと固まったものではなく、茎を伸ばして広がり、細かな花もついているように見えます。



開いてしまったカリフラワーはカゴいっぱいになりました。

ところが、これがとても美味しい!
ほっくりした食感とやさしい甘みで、いくらでも食べられます。
いろいろな調理法はあるのですが、蒸して温かいうちに食べるのが一番美味しいと思います。
その形から、商品価値はないので、誰にでも『どうぞ。』とは言えません。
せっせとこのカリフラワーを食べています。









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2011年11月8日火曜日

野鳥の衝突

これ、何だかわかりますか?

高窓に付いた鳥型です 大きさはハトくらいです


こちらも、鳥の姿が見えるでしょ?

太田の事務所に出かける予定のない日、畑にも出ず、家の中の事などをしている時に、ゴツンと鈍い音がすることがあります。
だいたいは野鳥が窓にぶつかった音です。


この家は東側と南側に大きく窓をとってあります。
日中は屋外に比べて家の中が暗いので、大きな窓には広い空が写り込んでいるのでしょう。  時々窓に野鳥がぶつかります。
驚くほどに大きな音がすることもあって、それは鳥の体の大きさによるものです。






先日かなり大きな音がしたので外を見ると、窓のすぐそばの壇香梅の枝にタカのような…猛禽類…がとまりました。
地上から2メートルほどの高さの枝に…こんな近くで猛禽類を見たのは初めてでした。
鳥の鋭い目と私の目がチカッと合った瞬間に飛び立ちました。
…あんなに大きな鳥まで突っ込んでくるとは…驚きです。


鳥が窓にぶつかると、たいがいは窓に衝突の痕跡があるものです。
窓際に近づいて見ると、ガラスにはホコリのような跡と灰色の小さな羽毛が付いていました。
大きな鳥のわりには小さな跡だなと思いながら、何気なく窓の下を見ました。
ハトが落ちています。
…と、いうことは…窓にぶつかったのはハトだったのです。 
タカに追いかけられて窓ぎわの木立の間をすり抜けようと、スピードをあげて飛び込んで来たのでしょう。
木立の先には、畑が広がって見えたはずです…窓に映って…
窓に羽毛が付くほどの衝撃だったのですから、落ちているハトはすでに昇天しています。


追いかけてきたタカの名は何なんだろう…と思いました。
私の中でタカは総称であって、トビなのかノスリなのか、はたまたハヤブサなのかわからないのです。
いつも遠くから眺めるだけのタカは、くっきりとした輪郭のない存在でしたから。


近くで目の合ったタカの顔、黒と白のコントラストが強烈だったので、その記憶をたどって野鳥図鑑を開きました。
オオタカですって…!!   本当かな…!?


今回は一瞬のことだったので、カメラをかまえる間もなくオオタカは飛び去って行ってしまいました。
昇天したハトを、映像として残すことはありえません…ということで映像がないのが残念です。




さて、それから間もなく、モズの衝突がありました…こちらは映像があります。


高窓のほうから鈍い音がしました。
振り向くと鳥がまっすぐに落下するところでした。




敷石の上に落ちたので近くに寄ってみました。モズです。
 
じっと目を凝らすと胸が波打っていますから生きているようです。
しばらくそうしているうちに、瞼をシバシバさせて目を開きました。


モズにとっては不自然な形ですが…かわいいですね


私が覗き込んでいるのがわかると、ぴょんと体を起こしました。
でも左足がねじれているようで、立つことができません。


腰が抜けたのか、放心状態


モズは自分の身に何が起きたのかを理解しようとしているのか、しばらくはその体勢でいました。


…が、
次の瞬間、バサバサと飛んで近くのモミジの枝にとまり、一呼吸して大きく飛び去りました。


めでたし、めでたし…
        
このようなことが割と頻繁におこっているようで、バードセイバーを貼ることを考えています。











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2011年11月4日金曜日

11月の畑


深まる秋の色…ノコンギク


ここ数日、夜になると薪ストーブをつけています。
寒くて、どうしても…ということはないのですが、なんとなく薪ストーブに火を入れてゆるゆるとした暖かさを楽しんでいます。


いろいろな冬野菜の種を蒔き、寒冷紗のトンネルは10本になりました。
大根の葉がもりあがってきたり、白菜もわさわさと大きくなって、寒冷紗のトンネルはきゅうくつそうです。



大根と聖護院カブ 寒冷紗がはじけそうです

ミズナやミブナ、ターサイ、カブ、チンゲンサイ、ホウレンソウ、大根も時期をずらせて二度に分けて種まきをしました。
さらにミズナとミブナはもう一回種まきをして、その時々で柔らかい菜を食べたいと思っています。


11月にすることは、エンドウ豆を蒔くことと、タマネギの定植でしょうか。
それぞれの作物は何年かの間、連作障害がおきるので、今年は畑のどのあたりを使うのか悩んでいます。


6月30日に植えたサツマイモ8種のうち、ヒビ割れになりやすいベニキララの試し掘りをしてみました。
芋の付きはあまりよくないのですが、もうヒビが入りはじめていて、あわててベニキララだけ掘り上げました。


ベニキララを1列掘った後の芋畑

小ぶりで収穫量も少なめでした

ほかの芋は霜の降りるころまでおいておこうと思っています。
今年も色とりどりの干し芋を作る予定です。





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