2011年11月8日火曜日

野鳥の衝突

これ、何だかわかりますか?

高窓に付いた鳥型です 大きさはハトくらいです


こちらも、鳥の姿が見えるでしょ?

太田の事務所に出かける予定のない日、畑にも出ず、家の中の事などをしている時に、ゴツンと鈍い音がすることがあります。
だいたいは野鳥が窓にぶつかった音です。


この家は東側と南側に大きく窓をとってあります。
日中は屋外に比べて家の中が暗いので、大きな窓には広い空が写り込んでいるのでしょう。  時々窓に野鳥がぶつかります。
驚くほどに大きな音がすることもあって、それは鳥の体の大きさによるものです。






先日かなり大きな音がしたので外を見ると、窓のすぐそばの壇香梅の枝にタカのような…猛禽類…がとまりました。
地上から2メートルほどの高さの枝に…こんな近くで猛禽類を見たのは初めてでした。
鳥の鋭い目と私の目がチカッと合った瞬間に飛び立ちました。
…あんなに大きな鳥まで突っ込んでくるとは…驚きです。


鳥が窓にぶつかると、たいがいは窓に衝突の痕跡があるものです。
窓際に近づいて見ると、ガラスにはホコリのような跡と灰色の小さな羽毛が付いていました。
大きな鳥のわりには小さな跡だなと思いながら、何気なく窓の下を見ました。
ハトが落ちています。
…と、いうことは…窓にぶつかったのはハトだったのです。 
タカに追いかけられて窓ぎわの木立の間をすり抜けようと、スピードをあげて飛び込んで来たのでしょう。
木立の先には、畑が広がって見えたはずです…窓に映って…
窓に羽毛が付くほどの衝撃だったのですから、落ちているハトはすでに昇天しています。


追いかけてきたタカの名は何なんだろう…と思いました。
私の中でタカは総称であって、トビなのかノスリなのか、はたまたハヤブサなのかわからないのです。
いつも遠くから眺めるだけのタカは、くっきりとした輪郭のない存在でしたから。


近くで目の合ったタカの顔、黒と白のコントラストが強烈だったので、その記憶をたどって野鳥図鑑を開きました。
オオタカですって…!!   本当かな…!?


今回は一瞬のことだったので、カメラをかまえる間もなくオオタカは飛び去って行ってしまいました。
昇天したハトを、映像として残すことはありえません…ということで映像がないのが残念です。




さて、それから間もなく、モズの衝突がありました…こちらは映像があります。


高窓のほうから鈍い音がしました。
振り向くと鳥がまっすぐに落下するところでした。




敷石の上に落ちたので近くに寄ってみました。モズです。
 
じっと目を凝らすと胸が波打っていますから生きているようです。
しばらくそうしているうちに、瞼をシバシバさせて目を開きました。


モズにとっては不自然な形ですが…かわいいですね


私が覗き込んでいるのがわかると、ぴょんと体を起こしました。
でも左足がねじれているようで、立つことができません。


腰が抜けたのか、放心状態


モズは自分の身に何が起きたのかを理解しようとしているのか、しばらくはその体勢でいました。


…が、
次の瞬間、バサバサと飛んで近くのモミジの枝にとまり、一呼吸して大きく飛び去りました。


めでたし、めでたし…
        
このようなことが割と頻繁におこっているようで、バードセイバーを貼ることを考えています。











↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

0 件のコメント:

コメントを投稿