2012年12月25日火曜日

冬の漬け物


『聖夜』と野バラの実

週末から夫はインフルエンザでダウン。
天皇誕生日もクリスマスイブも関係なく、ひたすら眠り続けていました。

おかげでローストビーフもチキンもクリスマスケーキも食卓には上らず、お粥と野菜の煮物だけの質素な食事となりました。
でも、手のかかるお料理から解放されて、ちょっとほっとした気分でもあります。

子供たちが家から離れると、途端にボリュームとパンチのある料理を作らなくなりました。
もっぱら畑で採れる野菜を、煮たり焼いたりのシンプルな料理となり、これで十分に満足できる…そういう年齢になったということでしょうね。


夫が床についているので、ずっと気になっていたたくわん漬けをすることにしました。

今年も夫が大根を抜いて洗い干してくれました。
台所から畑を眺めながら、気持ちよく料理ができるように、大きく窓をつけたのに、それを遮るように夫は大根を干しました。
毎日萎びていく大根を見ながら、『時期をみて、漬けるのはお前だよ…』と夫の無言のメセージです。

たくわん漬けを欲しているのは夫で、私はどちらでもいいんですけれど…ね。

インフルエンザで苦しんでいる夫のために、お見舞いの気持ちを込めてたくわん漬けをすることにしました。



たくわん漬けの材料

今年準備した干し大根はやや細め、20本ほどで8,3キロ。
昨年のたくわん漬けは4パーセントの塩分で漬けたのですが、塩気が強かったので、今年は3,5パーセントにしてみることに。
塩もザラメも同量にし、ちょっと甘めでしょうか…
米ぬかは1,3キロ。
日々いただくお米は石川県の無農薬EM栽培の玄米を使っているので、精米するたびに出る糠を使います。
昆布、赤唐辛子、干した柿の皮。
きんとん用の砕いたクチナシの実があったので、それも入れてみました。


一段ごと、きっちりと詰めていきます

大根のすき間には干し大根の葉を詰め、干した柿の皮、昆布。
唐辛子をのせる前に写真を撮ってしまいました…

きっちり、ぎっちりと詰めていくので3段で終了です。
15キロ+5キロの重しをして完了。


納屋の隅へ置きました




さ〜て、ついでに白菜漬けもしてしまいましょう。
畑に出てミニ白菜を収穫、洗って半割から4分の1割りにして日に干しました。

干して水分を飛ばすと、甘みも出て漬込みやすくなります。


翌日24日に白菜が少ししんなりしたところでつけ込み作業開始です。
白菜漬けの塩分は3パーセント…たくわん漬けも思い切って3パーセントにするべきだったか…



昆布、唐辛子と今年は大きな獅子ゆずを香りつけに入れてみました。
枝に重そうに揺れる獅子ゆずは、立派でしばらくは観賞用に置いておけますが、すぐに葉がカラカラに乾いて、ゆずの色合いも冴えなくなります。


大きな獅子ゆず

分厚い皮を砂糖煮にしたり、マーマレードにもできるようですが…まだした事ないですが…大きな獅子ゆずなら一個あれば十分な量になりそうです。



寒風と強い霜に当たって、振り落とされたり傷んだりする運命ですから、利用価値のあるうちに使ってしまったほうがよいでしょう。





4キロと3キロの二つの白菜漬けの樽ができました。
それぞれに倍の重しを乗せて納屋に運びました。
新年には美味しく漬かっているといいのですが。




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