2011年10月29日土曜日

薪ストーブの季節です



ストーブの炎


数日前に風の強い日がありました…東京では木枯らし一号が吹いたということですから、あの風は冬の訪れの第一歩だったようです。


夕方家に帰ると急いで夕食の支度にとりかかるので気がつかないのですが、夕食を食べ終わってほっとするころ、なんとなく肌寒いなと思います。
部屋の温度は20度を示していますが、この建物のすべての部屋のしきりは開け放ったままですから、40坪の大きな空間にいる情景は寒々しいという感じなのでしょうか。


この日、夫が薪ストーブに火を入れました。



先日メンテナンスをしたばかりの薪ストーブは、黒く重厚な輝きで新品のようです。
ストーブの炎を見ているだけで あたりの温度は数度も上がるような気がします。


今年はストーブの両側にウォーミングシェルフを付けました。
ストーブにお鍋などがかかっている時、薪をくべるのにお鍋がじゃまになります。
そんな時お鍋を下ろして薪をくべていたのですが、ウォーミングシェルフがあることでお鍋をウォーミングシェルフに引き寄せ移動するだけで薪をくべることができるのです。


またウォーミングシェルフにはミトンラックが付いていて、雪の降る戸外から帰った時などに濡れた手袋などをひっかけて干すのに使うのだそうです。
桐生のこのあたりは赤城おろしの吹く土地ですが、雪国ではないのでミトンラックに手袋が干されることはめったにない事と思います。


またリンゴの芯を抜き 輪切りにして ミトンラックに通し、半ドライのリンゴにして食べるなんて方法も、メンテナンスに来たストーブ屋さんが教えてくれました。
なんだか暖かそうな情景が想像できて、何を干そうかと考えるのも楽しいですね。


暖かなストーブにあたり、赤く揺れる炎を見ていると、なんだか懐かしい気分になります…


今年もこの温かな季節がやって来たのですね。


ロフトから見おろすと…
ストーブに暖まりながら うたた寝をしている夫














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2011年10月20日木曜日

トマトの話


トマトの宝石箱できました ☆






今のトマトはこんな感じ。
秋風にさらされて、だいぶ うらぶれています。






でも…
夏野菜の片づけはほとんどが終わっているというのに、トマトの棚はまだ手がつけられていません。
まだ青い実…いえ、緑の実がたくさんついているので、片づけの決心がつかないのです。
どれもが赤く熟すわけないとわかっているのに、抜き取ることができません…これって、毎年の事ですが…。


これからだんだん気温が下がって、トマトの色づきは遅くなります。
秋のトマトは夕日の色です。



ほらほら…

まだこんなにたくさんのトマトです。



昨年は害虫の侵入をふせぐためにビニールと寒冷紗を使い、大変な思いをしてビニールハウスのように囲み込みましたが、それがかえって害虫を増やし、その害虫によってトマトの病気をおこすことになりました。
さらにハウスの中の気温が上がり過ぎて、トマトの花は咲いても、着果を妨げるということにもなりました。




今年は肩の力を抜いて…あまり大きな野望はいだかない!…と決めました。
無農薬、EMボカシ肥料で、『立派なトマトが鈴なり』なんて素人には無理な話でしょう。


枝の誘引、芽欠き、虫取りと手をかけたのは最初だけ、後半はもう好き勝手に枝を伸ばして放任。
今までのようにやっきになって虫取りをすることもなく、見える範囲での虫退治です。


謙虚な気持ちで、穫れる分だけありがたくいただく…




それでもトマトソースはできましたし、念願のトマトの宝石箱も叶いました。




レモントマトを煮て…

レモントマトソース



なかなかきれいなものでしょう?

霜の降りるその時まで、トマトの棚は残しておくつもりです。






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2011年10月14日金曜日

今年の梅干は…




昨年の梅ぼし干しのようすです。
1かごに大体100個の梅が干してあります。
これは1度目の梅ぼし干しの情景で、第2段にも300個を干して合計千個ほどの梅干ができました。


梅干し…第2段




だいたい100個が並びます

昨年は良いも悪いもあわせると、100キロほどの梅の実の収穫があり、何人かの人たちにも梅を分けることができました。


梅干は27キロ、梅シロップには10キロの梅を使いました。
ブランデー梅酒、黒糖梅酒、日本酒梅酒も漬けました。
忙しかったけれど充実の仕事でした。


おおよそ1キロの梅で1リッターの梅シロップができます





今年は…梅の実に難ありで、梅ぼし作りも不安なスタートとなりました。


冬の剪定がきつ過ぎたのか、はずれ年だったのか、実の付きが悪かったのです。
そのうえアブラムシの大発生で梅の実がすすを塗ったように黒く汚れ、一粒一粒の汚れを洗い落すのにかなりのエネルギーが必要でした。
また、梅の実の表面にソバカス状の斑点が目立ち、そのせいか皮も硬めの実が多かったようです。


ちょっとさみしい、今年の梅干…小粒が目立ちます

赤しそはたっぷり使いました

結局、梅干しには18キロ、梅シロップには3キロほどの梅の実を使いました。
たくさんの赤シソを使ったのに色むらが多く、つぶれてしまった梅も目立ちました。

仕上がりもふっくら感の少ないものになりました。
500個ほどの仕上がりで、昨年の半分くらいでしょうか。


今年は梅ぼしのお裾分けの自信がありません。


よ〜く冷やして、梅サワー



梅シロップの副産物、梅ジャム



















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2011年10月5日水曜日

忘れていました…シイタケ





宅地の一角に孟宗竹の小さな竹林があります。
毎日その竹林の前を行ったり来たりしているのに、竹林の中にシイタケのホダギがあることをすっかり忘れていました。

昨年の3月にシイタケ菌の駒を打ち付けた時に、1年半後の収穫とは先の長い話だと思い、それと同時にホダギのことなど、記憶の隅の方に置き忘れたままとなりました。

8月のお盆の頃でしょうか、ふと竹林に目のいくことがありました。
え〜っ、シイタケが出てる!
すっかり開き切って、黒くなり始めたシイタケを発見したのです。
時期も大体1年半経っています。
自然の偉大さ素直さに思わず感激です。

10本のホダギの中で、シイタケの出たものは数本でしたし、シイタケもたくさん出たわけではありません。
それにやや手遅れのシイタケは、食卓に上る事もありませんでした。
でも、シイタケが出たという事実だけでじゅうぶんに満足していました。

あれからひと月ほどたち、またまたシイタケが出てきました。
今度はしっかりとしたシイタケです。
もっこりと肉厚でドンコのように傘にひびが入っています。
今回もあまりたくさんとはいきませんが、それでも大小30個ほどの収穫となりました。



肉厚で歯ごたえのある美味しいシイタケです。
自然の恵みに感謝!






シイタケの炊き込みご飯








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2011年10月4日火曜日

すっかり秋です



朝晩はカーディガンをはおりたいくらいの涼しさになりました。
なんといっても日暮れの訪れが早くなりました。
夕方5時頃に太田の事務所を出ても、買い物をしながら桐生に着く頃にはすっかり暗くなっています。
薄暗い敷地を通って家に入るのもドキドキして、野良猫やタヌキに出会っても飛び上がってしまうだろうと思います…出会ったことはありませんが…
6時に設定してある庭園灯のタイマーも5時にしておきましょう。


畑はキャベツ、ハクサイも定植しましたし、おおかたの種まきも終わりました。
冬野菜はほとんどがアブラナ系の野菜なので害虫がつきやすく、畑は寒冷紗のトンネルが何本もできました。


トンネルの長さは1本が25メートルくらいあります。


夏野菜もきれいなものは収穫できませんが、小さくいじけながらもゴーヤ、オクラ、ナスを時々収穫しては夏の余韻を味わっています。
そんな中、満願寺とうがらし、伏見とうがらし、獅子唐はまだまだ頑張っていて、これらは霜が降りる頃まで収穫できるようです。

10月1日収穫の野菜です。
夏のトウモロコシのこぼれ種から発芽して、ヤングコーンも穫れました。



毎朝 出勤前に、夏野菜の棚の整理や畑の草取りをしているのはもっぱら早起きの夫です。
なかなかエンジンがかからず、朝の畑を眺めているだけの私に何の苦言もなく、頭が下がる思いです。
畑仕事はできる方がする、お互いに無理強いはしない…暗黙の了解です。


ようやく草とりの終わった、秋の畑です。手前は柑橘系の果樹。    遠くにゴーヤの棚、里芋畑が見えます。