2012年9月30日日曜日

9月の畑は…


大きな被害をおよぼしながら、台風17号が接近しています。
この辺りは今日の深夜に通過するようです。

マイクロトマト…一本の苗からこんなに繁ってしまいました。

今年のサトイモは今までになく生長が悪いようです。
背丈もずいぶんと低く株も小さいようです。

9月は冬野菜の種まき、苗の定植と忙しい時です。
種を蒔くのにも定植するのにも、畑作りをしなくてはなりません。

盛りを過ぎた夏野菜に見切りをつけ、棚をはずし、いびつな野菜や絡みついたツルを片付けます。

また、いたるところに繁茂した雑草を刈っての畑作りも一苦労です。
畑を耕し施肥をし、多くは黒マルチを張って、ようやく種まきや苗の定植の準備が整うのです。

サラダカブ、アヤメカブ、ミブナ、ミズナ、タァサイ

20日ほど前に蒔いたカブやミブナ、ミズナ、チンゲンサイなどはだいぶ大きく育っていて、間引きの時になりました。

中旬にはハクサイやキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどを定植をしたのですが、これがなかなかうまくいかない。
苗のまだ柔らかい葉がマルチに張りついて、苗がだめになってしまうのです。
うまく定植できない苗の、植え替えばかりに時間がかかりました。

種まきをしても発芽の悪いものもあります。
特にシュンギクは壊滅的でした。
それと、一度目の種まきで発芽に失敗したニンジンは、二度目も思うように発芽しませんでした。
しかたありません、今回は疎らなニンジンを育てることにしました。
ホント、毎回ニンジンの発芽には苦労してます…


順調なのは数日前に蒔いた大根類…青首、練馬、紅芯、聖護院、赤大根で、3日もすると発芽し、あわてて寒冷紗をかけました。

ブロッコリー、キャベツ、カリフラワーのトンネル

畑は今、寒冷紗のトンネルが何本も伸びています。
今夜の嵐でトンネルが飛ばなければいいのですが…

明日はもう一度シュンギクの種を蒔き、遅れてしまったニンニクを植える予定です。




↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

ランキングはこちらをクリック!

2012年9月23日日曜日

スイカがたくさん

今日は冷たい雨が降っています。
ずいぶん涼しくなって…いまさらですが、今年のスイカのお話です。


9月になっても、畑仕事の合間には、冷たいスイカが食べたくなります。
でも、ちょっと涼しくなっただけで、とたんにスイカには見向きもしなくなります。
夏の暑さがあってこそ、スイカが美味しく感じられるのですね。


今、冷蔵庫の中には、4分の1カットに切ったスイカが2カット分入っています。
今週に入ってからは手を付けることなく、冷蔵庫の中に置かれたままです。
今週は日中の畑仕事をしてないので…する畑仕事はあっても時間がない…スイカを食べる機会がないのです。
夕食後の涼しさでは、食べる気にはなりませんし…


今年のスイカも美味しくたっぷりといただきました。
4種類のスイカを育てたのですが、中身の黄色い大玉スイカと楕円で皮の黄色い『金の卵』は、いくつも収穫できませんでした。
珍しさで植えた『金の卵』は、水分が少なくジューシーさに欠けます。


コロコロ 金の卵



金の卵を切ると…

やはり、実着きもよく美味しいのは、スイカらしいスイカ、縞模様の赤でした。



大きいものは11キロありました…写真を取る前に食べてしまいましたが

畑から上がって食べるスイカの美味しさは至福の味、最高のご馳走です。
ほとばしると言う言葉がぴったりの、暑さを吹き飛ばす食感です。



毎年スイカは苗を買って育てているのですが、今年は台湾のスイカの種があったので、その種も蒔いてみました。
何本もの苗が育ったのですが、スイカは旺盛な成長とともに、広い場所をとるので、定植した苗は2本だけにしました。
それでも、大きな実をゴロゴロと着けました。

デパートの果物売り場で、木箱に入れられて『ゴジラの卵』として売られているスイカがあります。
形も色も同じようなのですが、大きさははるかに台湾スイカの方が大きいのです。
大きいのもは15キロを越え、収穫して畑から運び出すのにも苦労しました。
味もしっかりとした甘みがあります。


重さは15.2キロ

長さは40センチ、直径は25センチ

楽しく、輪切りにして食べてみました




今年はたくさんのスイカができたのですが、実は食べずに捨てたスイカが半分くらいありました。

スイカは花が咲いてから40日くらいが収穫の時期だと言われています。
花が咲いたら、日にちを記しておき、収穫時期を計算するのです。
夏の忙しい時期にスイカの花が咲いたかどうかを確認に行くなんて、私たちにはとても余裕がありません。

というわけで、ゴロゴロ転がっているスイカの中から適当なスイカを選ぶわけです。
分かっていることは、収穫するスイカの近くにある、くるりと巻いたツルが枯れている事です。
時々スイカ畑に行って、枯れたツルを確認して収穫。

ところが、いざ切ってみると…中はざらざらし始めていたり、ベタッとしていたり…微妙なものも数多く…
収穫するのが遅過ぎたんですね…これが多かった。
結局切ってみなければ分からない。
切っては捨て…が、かなりありました。

それでも、今年も十分美味しくいただきました。
猛暑の中、畑からふらふらしながら上がって来て、冷えたスイカを食べる時、命の水を与えられ生き返えるようでした。

スイカは夏限定の果物の王様ですね。


台湾のスイカがたくさん



 




↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

ランキングはこちらをクリック!

2012年9月19日水曜日

今年も花ニラがおいしい!



こんなにたくさん穫れた日もありました

今年はだめだと思っていた花ニラですが、季節になるとやっぱり頭を出してきました。

ニラは4、5年前に種から起こして、18メートルのサク3本になっています。
毎年豊富なニラが収穫できていたのですが、今年は春になっても、青々と葉が繁る事もなく、ようやく伸びた葉も茶色く葉先が焼けてしまっていました。

春には、密集したニラにアブラムシも発生しました。
定植してからずっと、植え替えもせずにいたので、固い土にニラの株が混んでしまい、葉も短く細いようです。
そんなニラですから食卓にのせるためにはかなりの手間がかかります。
今年は大好きな餃子を作るのにも、スーパーでニラを調達するほどでした。

こんな状態だったので、てっきり花も上がってこないものと思っていました。
8月も終わりの朝晩に涼しさを感じる頃から、緑のニラの葉が目立つようになり、と共にニラの蕾が上がってきました。


今年も蕾が上がってきましたが
となりの2列ニラはまばらな状態です


花ニラはテンダーポールという名前で出てるようです。
中華料理の食材ですね。
何年か前に東京のデパートの野菜売り場で見たことがあります。
我が家の花ニラにくらべたらずっとしっかりした茎と蕾でした。

我が家のニラは普通のニラなので、そこから伸びてくる茎や蕾は、テンダーポールに比べたらずっと細く小さい蕾です。
それでもは花ニラ摘みは好きな仕事です。
ニラの蕾がはじける前の、茎の柔らかな時に収穫します。
ポキポキと花ニラを摘んでいくのは心地よい感触です。

花ニラのシャキシャキとした食感と甘みがとても気に入っています。
これって我が家だけの嗜好なのでしょうか…ちょっと不安…

こんなに花ニラ大好きなのに、花ニラのメニューはなかなか増えません。
毎年同じ調理法の繰り返しです。
それは、簡単に火を通しただけで、さっと茹でるかさっと炒めるのが一番美味しいと思うからなのですが…
他の食材と一緒に調理すると、花ニラの個性が埋もれてしまうように思っています。



花ニラが繊細なので、豚肉よりイカのほうが合うような。


花ニラのお浸し…ごま油をちょっとたらして


今年も、イカの花ニラ炒めと花ニラのお浸しがかわりばんこに食卓に上っています。
あまり手を加えずに調理することが、花ニラを美味しくいただく一番の秘訣だと思います。

それに花ニラの時期はあっと言う間に過ぎてしまうので、大切に調理しなくてはいけません。味付けに失敗しては花ニラに申し訳ないと…



今は花ばかりです

今日も3日ぶりに花ニラ摘みに畑に出ましたが、ほんの一握りの収穫だけです。
花ばかりが目立って、もう花ニラの季節も終わりですね。


来年はテンダーポールの種を買って、育ててみたいと思っています。





↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓
ランキングはこちらをクリック!

2012年9月17日月曜日

いちじく あれこれ


イチジクのコンポート アイスクリームを添えて

7月の下旬にイチジクを収穫して、いくつかジャムを作りましたが、そのあと1ヶ月はイチジクの収穫はありませんでした。
間を置いて、今また収穫の季節となりました。

イチジクの苗木を植えてから丸3年。
成長は旺盛で上に上にと伸びていきます。

枝は横に伸ばすほうが収穫や手入れが楽だと聞いたので、この冬の剪定では、上に伸びる枝を切って、横に枝を引くようにしてみましたが、なかなか思ったような形にはなりません。
中途半端な作業が間に合わず、枝はまたまた上に伸びてしまっています。




ここ1週間は毎日20個以上のイチジクが穫れています。
穫れ始めの頃は大粒のイチジクが多く、1個で100グラムをこえる大きなものもありました。

ワイルドにそのまま手で皮をむいて食べてもいいですし、ガラスのお皿にきれいにのせて、生ハムやゴマだれをかけて食べれば、イチジクの甘みが引き立つおしゃれな一皿になります。


ナイフがなくても、わりと簡単に皮をむくことができます。

胡麻だれをかけると、イチジクの甘みが引き立ちます


さらりとした甘さが気に入って、ジャムもせっせと作っています。

ヨーグルトにかけて食べるのが美味しいのですが、朝食にクリームチーズをのせて焼いたイングリッシュマフィンに、イチジクのジャムをのせて食べるのが最近のお気に入りです。


   かりっとしたマフィンに、クリームチーズととろりとした
ジャムとのコンビネーションが楽しい


ナベいっぱいのイチジク
砂糖はイチジクに対して20パーセント

仕上げにレモン汁を加えて、ジャムが煮上がりました





今年はイチジクのコンポートも作っています。
赤ワインと白ワインの2種類です。


上は白ワイン
下は赤ワイン

アイスクリームに添えればおしゃれなデザートになります。
この時のアイスクリームは、シュガーレディーのイタリアンアイスクリームが一番のオススメです。
しかし、カロリーがかなり高いと思われるので『アイスクリームにする?それともコンポート?』と、成人病の気になる中高年は厳しい選択をしなければなりません。



コンポートを作るには硬めのイチジクがいいようです
1分ほど茹でて、灰汁を抜き、皮をむきやすくします。

皮をむいて重さを量ります

イチジクの20パーセントの砂糖を用意
赤ワインのコンポートにはいつもと同じきび砂糖を使いましたが、白ワインの場合は澄んだシロップに仕上げたいので、白砂糖を使いました。
プレーンヨーグルトに付いていたフロストシュガーを使いました。



レモン汁を加えて、煮上がりはこんなかんじ

ビンに詰めて脱気します。
ナベに湯をはり、ビンにフタを軽くかけて…適当な私は20分くらい
右2つがコンポート左4つはイチジクのジャム

みんなで逆立ち…脱気中
後ろはトマトソース


今、だんだんとイチジクも小粒になり、数も減って、今日は16個の収穫でした。
鳥避けのネットはしてあるのですが、それでも毎日2個3個と、鳥につつかれたイチジクが見られます。
2日おきにしていたイチジク仕事は3日4日おきになるでしょう。
でも、まだしばらくは続きそうです。







↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

ランキングはこちらをクリック!

2012年9月10日月曜日

今年の梅仕事



今年の梅は豊作でした。
冬場の剪定もよかったのでしょう。
もったいないと思ったほど落した摘果ですが、まだまだ摘果が足りなかったようで、粒の小さい梅の実が採りきれないほどありました。



まずは大きくきれいな実を選んで、梅酒を仕込みました。
一般的なホワイトリカー以外には日本酒と、口を開けたのに飲まないままのブランデーや焼酎でも梅酒を作ってみました。


大粒のきれいな青梅

いろいろ梅酒


梅シロップも5回に分けて、合計9キロの梅を使いました。
水や炭酸で割ると、この季節にぴったりの涼やかな梅ジュースです。


キビ砂糖を使っているので、仕上がりは褐色です

梅シロップの瓶詰め




今年は何年かぶりに青梅の砂糖漬けも作ってみました。
梅の実を種から外すのが手間ですが、甘くコリッとする食感が楽しいお茶菓子です。


割って種を取った梅を砂糖で漬ける

半月ほどで食べられます

梅から染み出たシロップがまたいい味で、葛きりの蜜にぴったりだと思いました。
最初に塩をまぶす工程があったので、その塩見が蜜の味を引き締めているようです。


自家製くずきり




梅干しは完熟の梅で作りたいと思っていたので、毎日ぼたぼた落ちる色づいた梅も拾いました。
でも一樽分の6キロ7キロと集めるうちに傷み出す梅が出てきて、捨てる梅もずいぶんありました。
いくらでも切りなく採れる梅の実に気持ちがついていかなくて、梅干しは4樽仕込んで、もう気力なし。

ぽたぽた落ち続ける梅を横目で見ながら、無駄にしているという罪悪感がありました。




畑のあちこちには、こぼれ種から育った赤紫蘇が出ていて、これを集めて色漬けをします。
紫蘇の葉を洗って摘んで…毛虫やカマキリが突然出てくるのです

よく揉んで灰汁を落してから梅酢に合わせます


天気のよい日に干します。
今回は2回に分けて干しました。
一度目は途中で留守をする日が入ってしまったり、雨模様だったりで、室内に1週間ほど置いてしまい、白く塩がふいたような、ところどころにカビのようなものが出たよう…で、いくつも廃棄しました。



一度目は何だか色もさえなくて…

2度目は梅干しがあまり痩せないように2日で干しあげました

天気のよい日にぱっと干さなくてはだめですね。

500円玉とくらべると…こんなに大きな梅干しもできました



梅干しは4樽、おおよそ24キロの梅を漬けました。
塩分12パーセントで漬けるようになって3年目ですが、もうすっかり我が家の梅干しとして、この味に馴染んでいます。

毎年この時期はマダケの保存作業、らっきょう漬けなど、夜になってからの仕事が忙しい時期です。
もう少し余裕をもって、楽しんで梅干し作りをしたいものです。

梅シロップを搾った後は梅ジャムを作ります








↓ 是非、こちらもご覧下さい ↓

ランキングはこちらをクリック!