2012年8月18日土曜日

今年も獣害、鳥害


お盆に供える、仏さまへの野菜の盛籠です

父が去り、母が去り、この広い農地(ふたりで耕すのには)を夫が継ぎました。
夫は長男であり、いずれはこの土地を継ぐことはわかっていたことなのに、父母が亡くなるまで畑のことは考えたことがありませんでした。

今、ふたりで畑を耕している姿を、誰が想像したでしょう…天国の両親もさぞ驚いていることでしょう…

会社を運営しながら、広い畑を管理することは大変きつい仕事です。
時々、投げ出したくなることもありますから…

畑仕事をおぼえ、種を蒔き、芽が出て、作物が育っていく様子を見るのは喜びですし、なにより自分で育てた野菜のおいしさといったら格別です。


お盆を迎え、お供えの野菜を摘みながら、この畑を耕すことが両親やご先祖さまへの供養なのだと改めて思いました。




今年のトウモロコシは、少しづつ時期をずらして、4回に分けて作付けしました。

最初にできたトウモロコシは7月初旬に収穫の予定でしたが、敵(ハクビシンと思われる)はしっかりとトウモロコシの食べ頃を知っていて、実る数日前から味見をして、その時が来るのを待っているのです。

ハクビシンにトウモロコシを狙われるようになって、今年で3年目です。

トウモロコシに実が入ってくるころから、トウモロコシが一本づつ食べられて捨てられているのです。
最初の頃はハクビシンの存在すら知らないので、カラスのいたずらかもしれない…などと思ったりして。
ところがある日…いよいよトウモロコシを収穫しようという日、畑に行くと驚きの光景が…
トウモロコシ畑はめちゃめちゃに踏み荒らされて、あちらこちらにトウモロコシの残骸。

こんな事が2年も続いたので、いくらかハクビシンの習性がわかってきました。

今年最初に数本のトウモロコシが食べられた時、今年もその時が来たことがわかり、さっそくネットを張りめぐらしました。
2重に張ったネットのおかげで、その後の被害はなかったのですが、うかうかしているうちに2番手のトウモロコシが食べごろを迎えていたのに気づかずにいました。

ある晩、午前0時をまわったころです。
窓を開け、畑から上がってくる涼しい風を感じながらパソコンにむかっていると…外はカエルと虫の大合唱です。
…突然、バキバキと音がしました。
大きな葉の擦れるような音が続き、またバキバキと音がします。

あっ、トウモロコシ!! ハクビシンだ!!

寝ている夫を起こし、すぐに畑に行ってみました。
私たちが近づいても、ガサガサと音がしていて、まだ敵はトウモロコシ畑にいる様子です。
夜の畑は暗いので余計広く感じますし、懐中電灯ではほんの一部しか照らすことはできません。
結局、音はしたものの、その姿を見ることはできませんでした。
トウモロコシ畑の周りは簡単に寒冷紗ネットを回してはあるのですが、きっちりと留めてなかったので楽に出入りができたのですね。

暗い深夜の畑ではハクビシンを防ぐための、何の作業もできません。
ただラジオのスイッチを入れて、畑に置いておきました。
音を出すことで獣が寄り着かないということを近所の人から聞いていたので、それが正しかろうがそうでなかろうが、他に方法がありませんでした。
 
翌朝トウモロコシ畑に行ってみると、何本も折られたトウモロコシの幹と食い散らされたトウモロコシが散乱。その数15本以上…がっかりです。

被害のなかったトウモロコシはその日のうちにすべて収穫。
箱に詰めて実家の母に送り、会社に持っていってみんなで食べてしまいました。

トウモロコシは3番手、4番手と時間差で育てているので、そちらのトウモロコシにもしっかりとネットを張らなければなりません。
楽しみにしているものを盗られてしまうのは、悔しい限りです。


寒冷紗で囲い、足元はしっかりとストッパーで留めました

この辺りで作物を荒らすのは、ハクビシンとタヌキだと言われています。
同じ桐生でも山に続くようなところでは、イノシシやサルの被害に悩まされているそうです。
イノシシなど筍や芋を、一晩で根こそぎ食べてしまうそうですし、サルが相手では、なす術がないとも聞きます。
それに年に何回かはクマ出没の話もあります。

それに比べたら、ネットで防ぐことができるくらいのハクビシンはいいとしなくてはいけませんね。
でも、手間隙かけて大切に育てた作物を横取りされるのは悔しいですし、作物を作る気持ちまで萎えてしまいます。

穫りたてのトウモロコシの、プチプチと弾ける甘みは、ちょっとした果物以上です。
こんなに美味しいものを作る側にも責任があるかもしれません。
ハクビシンだって、トウモロコシの魔法にかかってしまいますよね。



スイカもだいぶ大きく育ったのでハクビシン避けにネットを張りました。


スイカ畑にもネットをめぐらせて

スイカ『金の卵』と『ゴジラの卵』…のようです

もうひとつネットの必要なものがあります。
イチジクです。
昨年はカラスでしたが、今年はヒヨドリにつつかれています。


大きさ10センチくらいあるイチジク
見事につつかれています

イチジクにもネットをかけました








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2012年8月17日金曜日

トマト パワー


今年のトマトの宝石箱

夏を元気にする代表選手がトマトだと思っています。
色も形もカワイイ!! そのものです。

野菜をつくりはじめてから、季節はずれの野菜を買うことが少なくなりました。
冬のキュウリやトマトには味がない…というより野菜以外の味があるような気がします。
旬の野菜のおいしさは、はじけるようなパンチがありますもの。

特別栽培の高糖度のトマトのようにはいきませんが、今年のトマトはどれもみな美味しいと思います。

生食用トマト

調理用トマト


ロッソ ロッソ


毎日、赤く色づいたトマトを見てはニンマリ…

トマトは夏のパワーで育つ野菜です。



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2012年8月15日水曜日

イタリアントマト ズッカ


今年はズッカの成績がよいようです。

これまでは実がたくさん着いても色づくまでに腐ってしまうこともあり、じゅうぶんにズッカを収穫することができませんでした。
今年はかなりしっかりとした実着きで、その重さでトマトの幹を支えるのも大変でした。




巾着型のずっしりとした実もそれぞれに愛嬌があって、陽気なイタリアンな感じです。
ひとつが300グラム前後あり、500グラムをこえる大きなものもいくつかありました。



輪切りにすると

酸味は少なくあまり癖のない味です。
ヘタのあたりにまだ緑色が残っている頃に収穫。
2日もおけばすっかり赤くなります。


だいたい3キロをめやすにしてトマトソースを作っています。
500ccの瓶詰めが3〜4本できます…煮詰める時間で違いますが…。


煮込むのに時間がかかるので、電気代も気になるところです


いくつかは塩漬けにしたバジルの葉を刻んでトマトに加え、バジル味のトマトソースも作っています。
生バジルがなくなる頃に、バジル味のトマトソースは重宝しています。


昨年のバジルの塩漬け

今日まで10本のズッカの瓶詰めができています。

酸味やくせの少ないズッカで、シャーベットを作ってみました。

ハチミツとレモン汁で和えてフリージング

シャーベットをミキサーにかければスムージーです
こちらは7月に作った梅シロップを加えています
さっぱりとした味わいです

ズッカでカプレーゼ

ズッカはトマトソースを作るために育てていますが、もっといろいろな調理法があるのでしょうね。







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2012年7月26日木曜日

トマトの収穫と夏草の脅威



元気な夏野菜が収穫できるようになりました。


白ゴーヤ  ライムホルン  丸オクラ
つやつや輝く満願寺唐辛子


毎年作っているのに、一度もうまく育てられなかったパプリカが今年は順調です。
これまでとまったく同じように、苗を植えただけなのに、たわわに大きく育って色づきはじめました。


パプリカの大きさは13センチくらいはありそうです



一番嬉しいのは、トマトでしょうか。
日々収穫量が増えてきました。

いろいろな品種のトマト


今年もタバコガの幼虫がついていますが、見えたら捕虫するくらいに思っていますので、毎朝の虫取りが日課だった頃(2年前まで)に比べると、ずいぶんと気楽になりました。
農家ではないし、出荷するわけでもない、自分たちの楽しみのためと思えば、なんのことはありません。
調理用トマトも収穫できたので、トマトソース作りも始まります。


調理用のトマト 4種






熱射地獄の続いた後、気温がすとーんと下がって、ほっとした日が何日かありました。
この時期にこれほど気温が下がるのも珍しいことです。
でも、この涼しさのおかげで、ようやく畑仕事に励むことができました。

畑仕事といっても作物の手入れや収穫ばかりではなく、仕事のほとんどは草刈です。
雑草の生い茂る早さといったら、一晩で数センチは伸びているのではないでしょうか、脅威的です。


この間草刈をしたばかりと思っていた南の傾斜地は、まだ4週間もたっていないのに、草は青々と繁り、もうひざまで埋まってしまいます。


6月30日の南傾斜地

7月23日の様子


作物のある畑のすべてに草が茂り、作物が草に埋まっていきます。


畑だけではでありません、南の傾斜地以外にも、住まいから離れて東と西に一枚づつと、山椒畑、北の竹薮など、草刈をしなければならない、作物を作っていない畑が何枚もあります。


タマネギの収穫後の畑は草原になってしまいました


これらの土地があるので、夏の畑仕事のトップは断然草刈になります。
草に追いかけられ、追いつかれ、追いこされる…毎年、草に完敗のパターンです。
余計な草刈さえなければ、畑の作物に目が届き、きっと立派な野菜ができるだろうと思うのですが。


いつか夫が本業を引退したら、きれいに草刈のされた畑で、おしゃれに野菜を育てる、粋な農夫(婦)になれると思うのですが…夢です。


…本業の引退…まぁ、あり得ないですね。
夫は設計の仕事が大好きで、お客さまの夢を叶えてゆくのを生き甲斐としています。
生涯現役と言い切ってますし…
…はい、私はお供をします…体力の続く限り…



赤く色づいたトマトを見るだけで元気になります。






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2012年7月22日日曜日

ジャガイモの収穫


今年のジャガイモです


ようやくジャガイモ掘りが終わりました。

6月下旬にはジャガイモの茎が枯れ、収穫の時期を知らせているのに、なかなか掘ることができないでいました。
毎朝のマダケ刈りに時間を取られ、出勤前の畑仕事に時間が取れずにいたからです。

先週から少しづつ時間をみつけては掘り始め、夫と2人、なんとか半分近くまで収穫することができました。
そんな時、連休に娘がお友だちを連れて参戦。
若者パワーで一気に掘りあげてくれました。


掘りあげられたジャガイモいろいろ


今年の品種は9品種でしたが、昨年収穫した自家種の『インカのめざめ』は全滅のため、結局8品種ということになります。


今年は『インカルージュ』と『グランドペチカ』が新顔で登場。


『インカルージュ』は外側は赤いのですが、切ると『インカのめざめ』と同じ濃い黄色です。
味も『インカのめざめ』と同じ栗味…甘みのない栗味です…掘ったばかりだったからでしょうか。
これまで作ってきた『インカのめざめ』より、粒も大きく実着きもいいようです。
来年もこの品種にしたいと思います。


さて『グランドペチカ』はどうでしょう。
ジャガイモ掘りをしていた娘たちもこのお芋が出てきたとたん、『恐竜の卵 !!』で笑いが起こり、しばらく盛り上がっていました。
午前中とはいえ、気温はぐんぐん上がっていて、もくもくとジャガイモを掘るのもきつくなっていた頃でしたから、ごろごろと掘り出される恐竜の卵が、良い気分転換となったようです。


掘っている時は気づかなかったのですが、このジャガイモを洗ってみてわかりました。
別名『デストロイヤー』の意味が。
いくつかの芋に覆面レスラーを発見できたからです。
『グランドペチカ』、目を奪う話題性ありです。


ほらほら、じっと見ていると、覆面レスラーが…






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2012年7月16日月曜日

7月の畑

九州の豪雨。 
今まで経験したことのない大雨…という、危険と注意を促す言葉が使われるようになりました。
私たちの経験してきた知識では考えられない異変が、あちこちで起きているようです。


このあたりは、梅雨に入っても、雨が降り続くということもありません。
適当なお湿りがほどよくあって、雨が降るたびに、筍が生え、雑草が背丈を伸ばし、私たちは懸命に草を刈り込む、の、必死の追いかけごっこが続いています。


6月20日に定植したサツマイモですが、今年は苗を注文するのが遅く、紅マサリとクイックスイートが手に入りませんでした。
今年は6品種を植えました。


サツマイモ畑は毎年草取りに苦労するので、今年は黒マルチで畝を覆いました。
通路にも草除けに何かを敷けばよかった…




里芋はようやく3回目の土掛けが終わりました



里芋は順調に育っているようですが、よく見るとアブラムシのついている葉がたくさんあり、スズメガの不気味な黒い幼虫が何匹か見えました。




そろそろかな…と思っていると、やっぱり今年も来ました、トウモロコシ泥棒!
姿は見たことがないのですが、ハクビシンと思われます。
5本のトウモロコシが食い散らされていました。
被害にあうのは今年で3年目です。
もしかしたら今年は大丈夫かな…なんて思っていたのですが、あちらもトウモロコシの実るのを楽しみにしているのでしょうね。
さっそく寒冷紗で囲い、その上から防獣ネットを張りました。


畑仕事が忙しいのに、余計な労力です…時間がかかって


おかげでパイプに絡ませていた、カボチャやキュウリが押し込められてしまい、中の様子がわからなくなってしまいました。
成長の早いキュウリなど、見つけるのも収穫するのも手間のかかること…




今のところ、一番収穫できるているのがズッキーニです。
でもここに来て、雨のためか、ズッキーニの茎が腐って折れるものが多くなりました。


インゲンの棚とズッキーニ

3日前から収穫できるようになったインゲンです。
今が一番、すらりと伸びて商品価値のある時でしょう。
一週間もするとデコボコして、曲がったサヤが目立つようになります。


素直に伸びたインゲン
やわらかくて美味しいです

春に取り残したニンジンから今年も花が咲きました。
白とピンクの優しい花です。
今年はこのニンジンから種を採ってみようと思っています。



トマトもようやく色づき始めました。
ただしコナジラミが付いてしまい困っています。

パイプの周りに落花生を植えてあります


コリンキーが採れたので、さっそくピクルスに
ぱりっとした食感が魅力です




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2012年7月11日水曜日

梅雨の頃には

今年も山あじさいが美しく咲きました。

深山八重紫

黒姫


書きかけのブログが完成しないまま、6月から7月へと追い立てられるように暮らしていました。

6月の10日頃からスタートしたマダケ刈りは、一日に150本ほどの収穫でしたが、今週になって急に減り、昨日、今日ともに60本ほどになりました。

早朝竹薮に入り、まるで水をかぶったように汗だくになって筍を採り続けた夫には頭が上がりません。
お休みしたのは、外泊して家を留守にした一日だけですから。

つい楽な方に逃げてしまう私と違って、決めたことはこつこつと積み重ねる夫が神々しく見えます。


毎朝私が目をさます6時半頃には、たいがい夫の姿はなく、すでに竹薮の中です。
筍採りに付き合うには、6時前には起きなくてはならないのですが、それができないのです。
早く床につけばいいことは承知しているのですが、これがなかなかできない。
この季節は筍を煮たり(水煮にしてお客さまにさし上げる分、保存する分)、梅の仕事(梅干し、梅ジュース)が私の担当なのです。


筍採りが始まった頃は、一緒に手伝えない…起きられないことが申し訳ない想いでしたが、途中開き直って、仕事は分担と割り切りました。
…で、夫と一緒に筍採りをしたのは、片手で数えられるくらい…


それと
筍採りは嫌いじゃないけど、竹薮の中の異空間が苦手です。
朽ち果てた小屋や空っぽのお社があるのも不気味なんですよ。
幼い頃は遊び場だった夫には、何ともないことなんでしょうが…


毎朝収穫したマダケは、今年もお客さまや知人に配り、その数120軒余り。
アンコールで2回届けるマダケ大好きなお宅もあります。

一ヶ月間にわたったマダケ採りも、ようやく今週でおしまいになりそうです。
後は週に一度くらいの間隔で、遅くに頭を出すマダケを刈って整理するだけです。


3日ほど前から、右手首に腱鞘炎の症状の出た夫に
『ご苦労様でした』



…この先、体力がなくなったら、誰がこのマダケ刈りをするのでしょう…考えるだけで恐ろしい…

細い筍は見ためも悪いので、はじいておきます。

細い分、皮むきもめんどうです。
塩漬けにして保存したり、穂先を茹でたり…


細い筍の穂先だけを使ったフライ
穂先の中に細切りしたハムとチーズが入っています。
さっくとした食感とハムとチーズ味が皆に喜ばれます。
レモンを搾ってどうぞ…




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